麻布十番散歩の続き
都道319号線側に出ると十番稲荷神社があります。
あじさい祭りをやっているようですが、
訪問した5月末時点では五分咲きですね。ん!、看板を見ると
「集財祭」と書いて「あじさい祭り」か!
商売繁盛のご利益で有名な神社らしいネーミングですね。
そこから西へ少し進むと「鳥居坂」があります。ここはもう六本木5丁目になります。
昭和の終わり、この場所には伝説のディスコ「マハラジャトーキョー」があったそうです。ここは冒頭でも書いた通り、当時鉄道の便が悪く陸の孤島とも言われていたが、それを逆手にとり徒歩で来るような人はお断り、高級車かタクシーで乗り付けてという戦略だったとか。正にバブルで日本中が浮かれていた時代の話ですね。
ちなみにセーラームーンのタキシード仮面はここにいた「黒服」からインスパイアされてできたキャラクターだとか。
最近の話で鳥居坂と言うと欅坂46は当初鳥居坂46としてメンバー募集としていたとか。
この写真の右手側は
シンガポール大使館です。マハラジャの傍がシンガポール? 何とも言えない組合せ。
さらに坂を上っていくと立派な石積みの塀が。
こちらは国際文化会館。国際相互理解のための文化交流及び知的協力の促進を目的とした施設で会議室や学生や研究生のための図書室の他、食事や宿泊もできます。
こちらの建物から見える森は岩崎弥太郎の甥で三菱財閥の四代目総帥 岩崎小弥太の邸宅の庭ですね。今ほど価値はないかもしれにが、六本木のこの一等地に個人で広大な敷地を持っていたのは解体前の財閥はやはりスゴイですね。
隣接するこちらの建物は六本木ミュージアム。ライトな感じの企画展が多くこのときは香水「ミスディオール」の企画展でした
その隣は今は閉館したのですが日本銀行の鳥居坂分館があった場所。大使館が多い麻布、六本木エリアのため諸外国の経済関係者との交渉、調整に便利な場所だったのでしょうね。
そして、その隣は鳥居坂教会。前回の記事で書いた赤い靴の女の子「きみちゃん」はこの教会が運営していた永坂孤女院で亡くなったそうです。
この傍にもセーラームーンマンホールがあります。
鳥居坂の東側にあるのは東洋英和女学院。設立は1884年、明治17年と100年以上の歴史をもつミッションスクールで、制服が人気のお嬢様学校ですね
こちらはセーラーマーズ 火野レイが通っていたT・A女学院のモデルだとか。その繋がりでマンホールが設置されているそうです。
また、ここを卒業した著名人は多いですが、個人的にはなるほど・ザ・ワールドで有名になった益田由美さん、TVタックルの江口ともみさん、NHKの英会話番組でよく見かける鳥飼久美子先生とお嬢様というより結構芯の強い女性が多いイメージですね。さらに初代ガンダムでララァ・スンを演じていた潘恵子さんも。ちなみに潘さんは西洋占星術師としても活動しているとか。ララァの声で未来を予言されると当たりそうな気がしますね。
(つづく)