2019年の妄想ブログ:
VR(Virtual Reality,仮想現実)が体験できる家庭用ヘッドマウントディスプレイの先駆者であるOculus Riftが2016年に登場してから3年。その間、ソニーのPlay Station VRや、2000円くらい買えるスマホを利用したVRゴーグルなども登場して、VRそのものは多くの人が知るようになったが、まだ一般家庭に普及したとは言えないかな?
それでも、VRを体験できるアミューズメント施設が、都会だけでなく、地方にもぼちぼちできてきたようだ。VR体験施設ではヘッドマウントディスプレイだけでなく、レーシングものであればハンドルや映像と連動する運転席、対戦モノであれば、武器などを模したコントローラなどがあり、目や耳だけでなく、体を使ってVRの世界を楽しめるのが特徴だ。
そんなVR体験施設で最近話題になっているのが、渋谷に新しくできた「VRPGルーム」だ。これはRPGをメインとしたVR体験施設だが、一番の特徴は動く”床”だ。10畳くらいの何もない部屋にヘッドマウントディスプレイと剣、杖、盾などのコントローラを装着した2~3人がプレイするのだが、「床」がプレーヤーの動作に合わせて動くので、ゲームのRPGのようにフィールドを歩き回ることができるのだ。
これまでのVR RPGではバトルが中心だったが、この装置により冒険要素が強くなり、その結果、プレイ時間も従来15分くらいだったのが、2時間かけて洞窟を攻略するなど、シナリオ(クエスト)をがっつり楽しむゲームに大きく変わったそうだ。また、複数のシナリオが用意されているため、リピートする利用者も多くなったとか。
ちなみに運営側は、床が動くということで、比較的狭い部屋でも良いと言うメリットがあるとのこと。しかし、この部屋にヘッドマウントディスプレイを着けずに入ると、20年以上前にヒットしたジャミロクワイのVirtual InsanityのPVに出てきた部屋のようなので、ジャミロクワイルームと呼ばれているそうだ。