（未来予想）動画サービスのおすすめ番組表

２０２１年の妄想ブログ：

無料、有料様々な動画サービスが乱立。

百億円を超える製作費のハリウッドのSF大作映画、

人気芸人が出ているテレビ地上波放送のバラエティー番組、

そして、個人Youtuberが撮影したダンスや歌や猫の動画まで、

様々なコンテンツが用意されている。

１０代、２０代の若者は、大量のコンテンツからSNS、口コミ、検索サイトなどを使って、

好みの動画を視聴するのは極めて「普通のこと」だが、

６０代以上のシニアにとっては、新しものが好きな一部の人を除き、かなりハードルが高いらしい。

好きなコンテンツを「自由」に動画検索するサービスや、
いつでも好きな時に「自由」に見れるオンデマンドサービスは、
「決められた」タイムスケジュールで放映される「テレビ」で育った世代にとって、
かえって不便なものらしい。

そんなシニア向けに、某ネットショップサイトの有料会員向け動画配信サービスで
「おすすめ番組表」の提供が始まった。

この機能は、５人のスタッフが、今会員に無料公開されているコンテンツを集めて、
1週間分の番組表を作成して「チャンネル」として公開。
利用者は、そのチャンネルを選べば、番組表(タイムスケジュール)に基づいた番組（コンテンツ）が
見れるというものだ。

内容的には、普通に昔からあるチャンネルサービスだが、
　・主要動画配信サービスに対応した普通の液晶テレビ、普通のリモコンで利用でき、
　・地上波放送のテレビ番組表と同じような形で番組表を見ることができる
のが大きな特徴だ。

もちろん、１時間または３０分単位のタイムテーブルなので、

隙間には「スキップできない」広告動画が挟まっている。
まさに、昔ながらのテレビ放送だ。

番組構成は、スタッフの好みによってカラーはあるが、ドラマ、映画、バラエティーなどジャンルは
偏らないように構成している。
また、曜日に関わらず、例えば１３：００から１７：００まではドラマ、１７：００から２０：００まではバラエティー、
２０：００からは映画など、時間帯のジャンルをチャンネルごとに固定したりして、
テレビ世代の感覚に合わせた工夫がされている。

ターゲットはシニア向けではあるので、昔の番組が多いのだが、普段見ない最近放送された
深夜のテレビドラマなんかが、意外と受けているようだ。

この機能、始まったばかりで認知度はまだ低いが、全体として利用者からはかなり好評のようだ。
ただ、認知度をあげるために地上波のテレビCMを流したいのだが、テレビ局としては
ライバルサービスということで、なかなか流してくれないそうだ。（そりゃ、そうだ）