なにかと話題になっているZOZOTOWNで「ツケ払い」サービスをやっているのを最近知った。ツケ払いという言葉は死語かと思っていたら、意外に残っていたんですね。
しかし、おそらく40代、50代でも実際の店舗(個人経営の居酒屋など)で、本来の意味のツケ払いをしたことある人はそう多くはないだろうな。
改めて、この本来のツケ払いを考察すると、そのポイントは下記の3点だと思います。
(1)その人が常連で、名前は知らなくても、その人だと認識できること。
(2)将来的にも何度も店に来ることが予想されること。
(3)後で、必ず払ってくれること。(何か月かは待つかもしれないが)
そして、このツケ払いはある意味、究極の「キャッシュレス」ですね。スマホもカードも暗証番号/パスワードもいらない。体一つで買い物や食事ができるのだから。
そんなことを考えていたら、こんなニュース記事がありました。
顔と声で「手ぶら決済」 グローリーが実証実験
GLORYさん自身のニュース記事
これは本当に実現したら、すごいですね。盗難や紛失のリスクがゼロになるのですから。もちろん、なりすましにより第三者が不正利用する可能性はありますが、基本、悪意を持った自分そっくりな人がいた場合に限定されるので、リスクはかなり低くできそうですね。(認証を破るための高精度の特殊メイク偽装に金をかけても、十分お釣りがくる金持ちは別ですが)
まだ、顔認証の精度は99%以上では自分になりすまし不正利用できる人が100人に1人の割合でいるということなので、もう少し高くなって欲しいですが(せめて99.99%。1万人に1人くらい)、声などの組み合わせで改善されるので、本格運用も間近かもしれません。
そのうち、歴史の教科書で、令和時代まで物理的な「財布」や「クレジットカード」というものがありましたとか、解説されるかもしれませんね。
あと、「ズボンの後ろのポケット」も。