久しぶりに仕事で海外に行きました。
今回はフィリピンのマニラ、初のASEANです。
実際に行ったのは、マニラ市ではなく、正確にはマカティー市(Makati City)で、メトロ・マニラと呼ばれる首都圏を構成する都市のひとつです。
昭和生まれの人間にとって、フィリピンと言ったら「発展途上国」のひとつで、これから発達するイメージが強いですが、このマカティー市だけ見たら、東京西新宿に負けないくらいの高層ビルが立ち並ぶ大都市に成長していることを実感します。
このマカティー市は、マニラ国際空港に近いことから、マイクロソフトやシティバンクなどの超巨大企業のオフィスもあるインターナショナルなビジネスシティーです。また、オフィスやホテルだけでなく、高級ショッピングモール、タワーマンション、ビル街に隣接して高級住宅街もあるそうです。Wikipediaにも書いてありますが、東京で言うならば六本木に近いかもしれません。
また、このフィリピンは、最近高騰している中国やタイなどに比べ、まだ賃金相場が安く(大卒初任給で約23,000円〜34,500円)、ほとんどの人が英語が話せるということで、北米企業のコールセンターや各国企業のIT開発のオフショアとして注目されています。
一方で、メトロ・マニラの人口は東京都と同じくらいの約1200万人、さらにその近郊を含む都市圏エリアで約2300万人とか。つまり、この人たちが外貨を稼ぐようになれば、このエリアが巨大マーケットになる可能性があることになります。
例えば、この東京並みの人口規模にも関わらず、鉄道は4路線だけで、慢性的な交通渋滞を引き起こしていることから、これらを改善、解決するMaaSを提供すれば、大きな利益を上げられそうですね。
個人的な見解ですが、今後10年はマニラだけでなくASEANの各都市で内需による大きな成長が見込めそうな気がします。
それにしても、久しぶりの海外ですが、勢いのある街に行くのは刺激になって非常に楽しかったです。
今週のお題「〇〇の成長」