2022年の妄想ブログ:
2020年の新型コロナウイルス流行時のマスク転売問題を受けて、国主導で転売対策を検討。その結果、最近試験運用が始まったのが「マイQRコードサービス」だ。
このサービスは、転売が懸念されるモノやチケットを購入するとき、どの店で誰が買ったかを記録し、転売などの不適切な行為の抑制や、行為が行われたときの追跡に使うというものだ。
仕組みとしては以下の通り。
(1)スマホに専用アプリをインストール。マイナンバーカードをカメラ撮影で登録。
(2)お店(売り場)で、日時、お店の識別子と売る物の種類やシリアル番号を示す
QRコードを表示。
(3)そのQRコードを専用アプリで読み取り、その情報に暗号化した自分のマイナン
バーを追加したマイQRコードを生成。購入時、それを店員の端末で読ませる。
(4)店側のシステムに、購入者のマイナンバーと購入物の情報が登録される。
この仕組みならば、マイQRコードの写真を盗撮されても、日付、店舗、商品ごとにコードが変わるので、悪用されにくいですね。
一方、Amazon、楽天他、各オンラインショップや、メルカリやヤフオクなどの個人売買サービスでも、転売を規制している物を出品の売買する場合、この専用アプリと連携、マイナンバー認証を必須とする変更を行ったようです。
現在、転売規制対象は、各種コンサートチケットや薬剤師から購入する薬全般で、後者は医療費が無料である生活保護者の薬の転売抑制を狙っているそうです。生活保護者があまり良く思われていない理由のひとつに、一部の人たちによる各種支援制度の悪用が挙げられるので、このサービスによって、少しは改善されるといいですね。