2021年の妄想ブログ:
宅配で不在の時、アメリカなどではむかしから再配達せず、玄関先に置く「置き配」を採用している。宅配業者にとっては再配達の人件費増加分よりも、盗難保険に入って、盗まれたときの保証をするほうがコスト的に安いという合理的な考えだ。
利用者にとっては、大事なものを送るときには使えないとか、盗まれたとき、お店への再発送などの手続きが必要だったり、いろいろ不便な点もあるが、再配達のために宅配利用料が一律高くなるよりマシである。
一方、日本は配達をする労働者を長時間労働させ、トータルの賃金を抑えることで、再配達サービスを維持していたが、働き方改革が叫ばれるようになり、さすがに厳しくなってきた。
そんなことで、2020年、日本のアマゾンも置き配に対応するようになりました。
このサービス、その時刻に不在でも指定日に受け取れる、再配達の連絡不要などのメリットもあり、利用者からは評判が良いようです。しかし、補償はあるものの、やはり盗難されたくはないので、玄関先、車庫、自転車のかごなど、外から見える形で置くのは避けたいと思う人が、このサービス利用を躊躇してました。
そんな中、最近夕方の報道番組で紹介されていたのが、鍵付き自転車前かごだ。
これは、ちょっと頑丈なプラスチックで作られた蓋つきの前かごで、大きさは普通のかごより10cmくらい高いくらいです。一度、開けて、閉めると自動でロックされ、登録したスマホを近づけるとロックが解除されるという仕組みになっています。
値段は7,900円とちょっと高めだが、数万円する本格的な宅配ボックスよりも安価で、場所を取らないので売れるのではと業者は目論んでいるそうだ。
また、自転車で買い物したときの盗難防止にも使えると説明していたが、ネギとかかごに全部入らないものがあるときは、蓋も閉められず、運転の邪魔になるというデメリットも。そう考えると、後ろの荷台に設置するタイプも欲しいですね。