Wikipediaによると「ハレとケ」とは、民俗学者の柳田邦男に見いだされた
時間論をともなう日本人の伝統的な世界観のひとつ。
正月、お祭り、誕生日や結婚式などの非日常が「ハレ(晴れ)」
それに対して普段の生活、つまり日常が「ケ」にあたります。
ハレに関しては、現代でも「晴れの舞台」、「晴れ着」というような言葉として残っているので何となく理解できますね。
また、個人的見解ですが、結婚式や誕生日のような一生とか一年に一度レベルの「ハレ」ではないが、週末の土曜、日曜は「小さなハレ」だと感じています。
昭和50年代の小学生のころ、実家では自衛隊ではないですが、なぜか毎週土曜日の夕食はカレーライスでした。(自衛隊は週休2日導入以降、今は金曜日がカレーの日だそうです。)
ドリフターズの「8時だョ!全員集合」を見た後、夜更かしコースで9時から「Gメン'75」に突入。特に香港ロケの倉田保昭のカンフー(香港カラテ?)対決には胸躍りました。
このころ、平日のテレビはエンターテイメント性が強いモノや刺激的なモノが少ないこともあり、当時の自分にとっては週末の特別感は半端なかったですね。
一方、令和と言うか平成以降、テレビの番組は毎日どこかでゴールデンタイムに2時間のバラエティ。さらに正月しか見れない4時間近いバラエティも月に1、2回はやっていて、いつも「ハレ」という感じ。
また、いつも「ハレ」という感じは普段よく使うコンビニでも感じますね。
日々、弁当、スイーツ、飲み物と新製品が登場。〇〇円以上買った人が引ける三角くじ、アニメやアイドルファン向けグッズのくじなど刺激的なイベントが盛りだくさん。
刺激と言う意味では、夜でも灯りが煌々(こうこう)と光るコンビニの無数の蛍光灯は、無意識のうちに興奮させる作用があるかもしれませんね。
なんか、そんな平日を過ごすせいか、週末のほうがかえって「ケ」としての質素で穏やかな時間を過ごしたいという思いが最近特に強くなりました。
(単に個人的な年のせいかもしれないですが)
「ケ」の生活に憧れる?「ケ」の生活が非日常?
こんなふうに現在はケとハレが入れ替わっているのかもしれません。
もし、普段の生活に疲れているのならば「ケ」の生活(夜はコンビニ寄らない、スマホやテレビの時間を控えるなど刺激の少ない生活)を心がけると良いかもしれませんね。
(浜離宮で見かけたハレの日を迎えた二人)
今週のお題「運動不足」
自宅から駅まで片道1km以上あるので、会社に行くだけでも運動になっている。
しかし、週に3回の在宅ワークでその運動が減少。
このため、夜のスーパーまでの近所散歩を導入。
すっかり、レジのパートさんに顔を憶えられてしまった。。。