今週のお題「自由研究」
2年前まで地図の会社に勤めていました。そんなこともあり、地図を眺めるのは好きなのです。
そんな中で東京にある、これも地名?というのを集めてみました。
港区海岸
先日の記事で登場した港区海岸です。普通は〇〇海岸とかが多いのですが、「海岸」単独は珍しいです。元々は1936年、埋め立て地の新しい街に付けられた「海岸通り」でしたが町名の簡略化を旨とした表示変更で1965年にこの地名になったとか。
武蔵村山市学園
有名な学校が住所名になるのは多く、練馬区大泉学園町、町田市玉川学園など具体的な学校名が町名となったりしますが、意外と武蔵村山市学園や東久留米市学園町というように固有名詞がつかない学園、学園町という地名は多いようです。
基本、学校のある街は治安が良いということで地価が上がったりします。実際、大泉学園は高級住宅地として有名ですし。このため、学園という名称の住所はそれだけで価値があるんでしょうね。
ちなみに東久留米市学園町の町名はオノヨーコや坂本龍一などの著名人を輩出した自由学園が由来であるが、武蔵村山市学園は由来が不明、町内には東京経済大学とかありますが関係ないようです。大概、今はその学校や建物が無くなっていても由来は明確になっているのが多いので珍しいケースですね。
足立区六月
如月町(2月)や弥生町(3月)など旧暦の月の名前が町名というのは時々聞くが「六月」というのは珍しいです。この足立区六月の由来は不明だが一説に源義家がここで戦ったのが酷暑の6月だったという伝説があるとか。
大田区ふるさとの浜辺公園
大田区には大森ふるさとの浜辺公園という公園があるが、そこの住所名は大田区ふるさとの浜辺公園だそうだ。埋め立て地に公園を作って、住所もその公園名が適用されたものだ。ちょっと味気ないが、正式住所なのかどうかわからない江東区中央防波堤埋立地よりマシですね。
〇〇公園と言う地名は千代田区北の丸公園や横浜市中区横浜公園など結構各地にありますが、基本その公園敷地の地名だったりします。しかし、港区芝公園は明治時代からあるため、公園以外も含めその辺一帯の一般住宅やビルの敷地も含めが芝公園という地名ですね。
府中市東芝町
府中市東芝町はその名の通り、東芝の工場が地名の由来です。工場の敷地は東京ドーム14個分、正門は北府中駅に直結していますが一番遠い工場だと20分はかかります。私も昔通っていましたが、正門から自分の工場まで8分くらい歩きました。最盛期は3万人を超す人が働いていたが今は9,000人くらいで、敷地の一部はマンションになったとか。
と縮小したとはいえ敷地も関連する人の多さも地名になるほどの規模ですね。