2022年の妄想ブログ:
NFTとはこちらのFintech Journalさんの記事によると「偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータ」のこと。デジタルデータは簡単に複製できるのが特長であるが、ブロックチェーン技術を使って複製しにくくすることでデジタルアートなどに資産価値を付与するが可能になったのだ。
2021年頃から、世界的VRアーティストのせきぐちあいみさんの作品がNFTオークションで約1300万円の値を付けたりとか、小学3年生の夏休みの自由研究が380万円で落札されたとかで徐々に盛り上がってきた。
アート以外にも世界で初めてのツイートがNFTとして取引され3億円以上の値が付くなど、デジタルデータで価値があると認められれば何でもOKだ。そして、最近ではこんなものも取引されるているようだ。
1.プロプレーヤーによるe-sportsのゲームプレイ
既にe-sportsは1億円を超える賞金が出るほど大きな分野となり、世界中にプレーヤーだけでなく、彼らを応援する多くのファンがいます。また、大会賞金以外でもYoutubeで神業的な超絶プレイ動画をアップすれば十万、百万単位でビューを集め、大きく稼ぐこともできます。
つまり、プロのゲームプレイにはそれだけの価値があるととうことで、大きな大会のプレイ動画と操作履歴情報を組み合わせたデジタルデータがNFTとして取引されるようになりました。
この中でも人気があるのはやはり自他ともに認めるライバル同士の戦い。通常、頂点を決める決勝のゲームが一番人気になるが、準決勝、準々決勝でも因縁のライバル同士の戦いで、しかも逆転勝利だったりすると凄い高い値で取引されるとか。架空の世界で言えば北斗の拳のラオウとトキ、ゲームセンターあらしのあらしとドクロ大帝という感じか。
2.小説家の加筆修正履歴を含むデジタル原稿
以前から名作を残した小説家の生原稿と言えば博物館で展示されたりするほど価値があるが、パソコンで入稿する現在ではデータそのものに価値があるとは言えなかった。しかし、こちらもNFTということで一挙に価値が上がった。しかもMS-Wordなどの修正履歴が保存されているものは作家が推敲し、徐々に仕上がっていく様が見えれるということでファンにとっては非常に価値が高いそうだ。
3.セレブのスマホ操作ログ
世界的なアーティストやハリウッドスターのスマホ操作ログもNFTとして取引されているそうだ。流石にプライベートな生活のやり取りを全部さらすようなことは抵抗あるが、世界ツアー中や映画ロケ中などの生活はサラリーマンの出張中の半分仕事、半分プライベートと同じような感じということでオークションに出品しているそうだ。
操作ログは専用の特殊アプリにより収集され、ツイッターやインスタの投稿、WEBの閲覧サイト、ググったキーワード、位置情報の移動履歴などが記録されているそうだ。
最近ではこのNRTはステージ衣装や映画の小道具同様、セレブのチャリティーでよく見かけるものの一つになっているとか。
何か面白い時代になりましたね。
(Picture By Pixabay)