2021年の妄想ブログ:
最近、「アグリレディオ」が農家の間で話題になっているようだ。
もともと、ラジオを聞きながら農作業をする農家は多い。
一人で作業することが多い農家にとって、人の気配を感じられるラジオは心強い味方で、
また、定期的に時刻を知らせてくれる点でも、休み時間の時刻を知る上でも非常に役に立っている。
それが、この「アグリレディオ」だ。
特徴は下記の3点。
1.ラジオアプリradikoの姉妹提携したアプリで、ユーザが設定したタイムテーブルに沿って、
チャンネルを自動的に切り替えることができる。
2.農家向け専門放送「アグリチャネル」では、ユーザの地域に合わせた農作物関連の情報や
天候情報を聞くことができる。
3.休み時間などのアラームを設定することができる。
一度、作業を始めたらスマホ操作が難しい農家にとって、1の機能は便利だそうだ。
しかし、目玉はやはり2の「アグリチャネル」だそうだ。
これは地域のJA、青果市場、気象情報などを基に自動で記事を生成し、人工音声で
読み上げるものだ。
具体的には、以下のような情報が発信されている。
・現在出荷されている農作物の数量と取引値段
・ユーザの市区町村の1時間単位の天候、気温、湿度、水温(農業用水)
・種まきなどの作業時期情報や害虫の発生状況
・近隣の農作業支援者の募集
農家にとっては、地域に根ざした有益な情報で、かなり重宝されているそうだ。
また、AlexaなどのAIスピーカーとも連携可能で、農作業小屋で聞くのにちょうど良いそうだ。
IoTだけでなく、こんな形で農業にもITが導入されるのも面白いですね。