未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

歳をとって物欲がなくなった?

今週のお題「自分に贈りたいもの」

 

昔、社会人になってから両親に毎年、お歳暮というか何かを贈っていたが毎回父親には何を贈るか悩んでいます。母親は東京で人気のスイーツでも贈れば良いので楽なのですが、父親は服やアクセサリーに興味はなく、読書やオーディオなどの趣味もなく、食べ物もこだわりはない。唯一ビールはキリンラガーというこだわりはあるが、常時自宅にストックがある状態。何か欲しいものはないかと尋ねても「別に」の回答で会話終了。マジ困りました。

 

一方、自分はどうか? 10代のときは月8、9冊のパソコン雑誌に目を通し新発売製品や中古市場をチェック。20代は秋葉原や新宿のビック、ヨドバシ、今は亡きさくらやのカメラ系家電量販店に新しいガジェットがないか頻繁に通っていた。また、20代後半は国内、30代からは海外渡航に課金するように。30代後半から40代は子供ができて遠方への旅行が厳しくなって主戦場がデパ地下へ。若いときには手が出せなかった高級総菜を購入するようになった。

 

そして50代。うーん悩む。物欲が減った。。。減ったというより弱くなったかな。

どうしても欲しいものがなくなったかも。。。

 

いや、そんなことはない。

 

3カ月に1度くらいはデパートの総菜売り場やスイーツショップで散在してるし、家電やガジェットも欲しいと思えば即買いしている。

 

つまり、欲しいものがあるときでも買おうかどうしようかという逡巡(しゅんじゅん)がなくなった、またはその逡巡する時間が短くなっただけだ。

 

では、どうして逡巡がなくなったのか?

それは必要かどうかの判断が速くなったのに加え、その判断精度が上がったからだ。

また、その価値にどれだけお金を払っても良いかという判断精度もだいぶ向上した。

そして目だけ欲しい物に対し、手に入れた後を正確に想像して、なくてもいいじゃんという境地に至るまでの時間も短くなりました。

正に経験というか年の功によって得たスキルですね。

 

一方、満を持して欲しいものを買ったときの、あそこまでの高揚感は得られなくなしました。無駄なものを買わなくなったのは良いのですが、この点はちょっと寂しくはありますね。

f:id:dad_aslan:20211221201449j:plain