今週のお題「デスクまわり」
小学校1年のとき、自分の机を持つことができた。
当時流行りの学習デスク。しかし、その年の11月に近所の火事の影響で、机の上の棚が熱で変形してしまった。それでも棚を取れば机としては使えたので特に買いなおすことはなかった。そのためか、机に愛着がわかず、宿題などは専ら居間のコタツでやることが多かった。
大学から一人暮らしを始めたが、そのときも机は買わずコタツが自分の机でした。
社会人になると会社には当然自分の机がありました。
グレーのいかにも事務所にある机。そして、その机の上にはノートパソコン、本、書類、バインダー、卓上カレンダー、ペン立てにレタートレー。
昔は各種資料は紙。また、休日の停電案内とかちょっとしたお知らせも全て紙で回覧してましたね。
その頃、電力会社の仕事をしてましたが、大きなトラブルで報告書を提出したとき、客先の担当が中身も見ずに、その報告書を机の上を滑らせる感じで投げて「こんな軽い報告書でいいと思っているのですか」というダメ出しがあったという話を聞きました。
紙報告書の時代の話ですね。
お堅い会社だったので、机の上にクレーンゲームのマスコットを置いたりする人はいませんでしたが皆、本の置き方などで個性を出していて、自分の机は自分のものという感じがあり、工場での報告会や大きな会議の後に自席に戻ってくるとなんとなくホッとしたのを覚えています。
その後、ここ10年は資料は電子化、参考技術もネットで調べるようになったのでのオフィスの机からペン立てを含め紙関連は一掃されました。代わりに大型のPCモニターが増えましたね。デュアルモニターは本当いいですね。一方、紙のカレンダーは意外にも残っています。細かなスケジュールは以前はOutlook、今ではGoogleカレンダーで管理していますが大きな会議やイベントはカレンダーに記入してました。また、前月や来月分を同時に確認できるのがいいですね。開発工程に見積もりとかは祝日なんかも一瞥で視認できるアナログな紙カレンダーのほうが使い勝手が良かったりします。
そして、今の会社はフリーアドレス。どこに座っても良いですが、みんな何となく座る場所を決めています。それでも自席に戻ってホッとするするという感覚はもう味わえないですね。WEB会議の退出ボタンを押した時がちょっと近い感じがありますが、視覚的に帰ってきたと感じるあの感覚とは少し異なります。でも、数年してVRで会議するようになったら、あの感覚が味わえるかもしれませんが。
(Picture By Pixabay)