先日、こんなニュース記事があった。
テレワーク導入で25歳以下の若手社員だけがストレスが増加したという内容だ。
ただし、テレワーク導入者と非導入者を比較したわけではないし、若手の高ストレス者の割合が3.9%→5%と増加したのに対し、他の年代は30代が7.1%→6.4%、40代が6.1%→5.4%、50歳以上が4.5%→3.9%と減ったというが、元々高ストレス者は数パーセントと小さく、誤差を考慮すると、少々乱暴な結論ではある。
それでも、その要因として挙げている
成長イメージが描きづらく、キャリア形成への不安が強い
自分の役割や周囲からの期待値が良く分からない
ナナメ・ヨコの接点やサポートの希薄化
という見解は納得できる。
仮に成果物(ゴール)のサンプルは多数あったとしても、自分の実力で、それを作るのにどれくらい時間をかけるべきか、どれくらい頑張るべきかなんて社内で文章化されているわけでもなく、ビジネス書にも載っていませんから、実際に上司や先輩の仕事ぶりをウォッチしてみて体得するしかなかったりします。
そして、リモートワークだとそのウォッチの機会が失われ、経験が少ない若手はストレスを感じるというのは合点がいきます。
また、集中力に関してこんな話も。
「連続して60分」勉強を行ったグループよりも
「休憩をはさんで15分×3(計45分)」勉強を行ったグループの方が、
テストの点数が高いという結果が出た
この結果に基づけば、1時間の仕事のうち、15分をキッチリとサボったほうが良い成果が上げられるということだ。
しかし、ストレスを感じやすい真面目タイプの人にとって、サボるというか、上手に手を抜くというのは、そのような態度をとっても成果を出している先輩の姿があって初めてやってもいいかなと思うもので、それを学ぶ機会がないのはリモートワークのデメリットと言えそうですね。
そういえば昔の上司で、自分の仕事の息抜きのために机を離れ、部下の働きぶりをチェックする人がいました。あれは迷惑な話でした。
(Picture By Pixabay)
今週のお題「感謝したいこと」
妻に感謝です。
結婚する前、一緒に暮らし始めてから間もなくして会社を辞めたけれど、あきれずにつきあってくれてありがとう。
(一応、生活費は貯金から出したのでヒモではなかったです)
今年早期退職を検討しているときも、背中を押してくれてありがとう。