今回は頻繁に訪れていますが見どころ満載の桜木町・横浜みなとみらい散歩です。
こちらはJR桜木町駅から徒歩5分くらいの場所にある三菱みなとみらい技術館です。
さて、ここで言う三菱とはどれ?
1三菱電機
2三菱重工
3三菱商事
4三菱地所
答えは2の三菱重工です。三菱の会社は赤い菱形を三つ並べたトレードマーク「スリーダイヤ」を使っているので太平洋戦争後の財閥解体の後でも密接に繋がっているように見えますが一応別々の企業ですね。
例えばエアコンは三菱電機が霧ヶ峰、三菱重工はビーバーエアコンと異なるブランドで出してますね。それでも三井や住友などの他の財閥系に比べると三菱グループは結びつきは強いですね。
ちなみに三菱鉛筆は同じスリーダイヤをトレードマークとしていますが、この三菱グループとは全然関係ないようですね。(三菱鉛筆の方が先に商標登録していたようです)
と話が脱線しましたが、こちらの地は元々三菱重工の横浜造船所があった場所だそうで、現在はこの三菱みなとみらい技術館の他、三菱重工横浜本社ビルが建っています。(登記上の本社は三菱の聖地、丸の内にある本社ビルが正に本丸ですが。)
先ず、中に入ると目につくのがロケットH-IIAの模型。
1/10スケールでも5.3mあるのでそれなりに迫力があります。
昔、三菱商事は「ラーメンからミサイルまで」というキャッチフレーズだったらしいですがミサイルというかロケットは三菱重工が担っていますね。(今はミサイルは企業イメージ的に好ましくないのか航空機と表現を変えているようです)
こちらの宇宙服は三菱重工で作っているか不明ですが宇宙技術ということで展示してあります。
こちらはIHI(石川島播磨重工業)と共同開発したH2ロケットに使われている実物のLE-7エンジンです。全長3.2m、最大径2.6mと巨大ですね。
こちらはジェット旅客機MRJ(Mitsubishi Regional Jet)の機首・前胴部です。ここではフライトシミュレーターや座席の座り心地を試すことができるのですが、残念ながら感染症対策でこのときはできませんでした。
宇宙、航空に続いて船舶です。こちらは巨大旅客船の模型が置いてあります。
こちらはダイヤモンドプリンセス号。日本での新型コロナウイルスの初期流行ですっかり有名になった豪華客船ですね。船籍はイギリスですが作ったのは三菱重工だそうです。だから名前にダイヤモンドとついているわけではなさそうですが。
室内プール、室外プールにパターゴルフ場があるのがわかりますね。
こちらは実物大分解模型の有人潜水調査船「しんかい6500」。
こちらの調査機器部分は模型ではなく実物みたいですね。
こちらはちんまりしてますが機関車、電車の模型や
戦闘機の模型。
そして原子力発電施設。三菱重工は乗り物だけでなくとにかく「巨大で動くもの」に関わっているということなんでしょうね。
コロナ対策で一部利用できないところがある今の時期は500円の料金はちょっと高いかもしれませんが乗り物好きには良い博物館ですね。