未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)面接は転職エージェントにお任せ

2024年の妄想ブログ: 

 

昔嫌だったのが会社の評価面接。

 

面接前に提出する書類には成果をそのまま書くのではなく、上司目線でこれなら高評価を上げても良いと思える表現に書き替えます。嘘ではないが、この「盛って」書くという行為が精神に強いダメージを与え、イメージ的には血反吐を吐きながら書くわけです。と言っても頑張って盛っても必ずしも評価が上がるわけでなく、だからと言って素のままで書くとさらに上の上司に回した時に低評価となるから、もう一度表現見直して書くはめに。しかも、これが年2回も。。。

今は小さい会社に勤めていて年1の面接では書類もなく、直接会社代表と話をするのでこの煩わしさから解放されましたが、当時は本当嫌だったですね。

 

そして、評価用書類と同じような内容で作成するのが職務経歴書。これは今勤めている会社ではなく、転職活動のための書類です。小さな会社ということでいつ倒産するか分からないので年初に更新するのが恒例になりました。こちらも面倒ではありますが、会社の評価書類を作成するよりだいぶ気楽です。改めて、なぜこっちのほうが考えたところ、どうやら職務経歴書は初めての会社の人に見てもらうのに対し、会社の評価書類は毎年同じ人が見るので、前年より成長があるように見せなければならない点も大きなストレスの要因の一つだったようです。

 

社会人5年未満の若手ならともかく15年以上社会人をやっている人間が毎年目に見える成長するなんて役職や役割が変わり続けない限り一般的にあり得ないことですが、それを装い続けるのが嫌だったんですね。成果評価ではないですが、あまり進化しない製品やサービスを扱っているベテラン営業担当は進化ポイントを顧客に上手く説明できて、買いたくなる気分にさせるそのスキルは本当尊敬します。

 

そんなことを考えていたら、転職支援サービスをやっている某有名企業がエージェントによる面接代行サービスを始めたというニュース記事を見ました。雇い主側の依頼で行う面接代行サービスというのは昔からあったが、今回のサービスでは応募する側が利用するサービスだそうです。

 

代行と言っても、実際は応募者と一緒に就職面接に出席。ただし、企業の面接担当側が直接確認したいと言わない内容以外は代理で経歴を説明したり、雇用条件の確認・交渉をするそうだ。もちろん、企業側には事前にエージェントが同席する許可を得ることが条件で、さらにWEB面接に限定されるそうだ。

 

現在、こちらのサービスの対象職種はITエンジニアに限定。料金は申し込み初期費用は3万円で1回の面接につき5,000円というものだ。初期費用はともかく面接はだいたい1時間はかかることを考えると5,000円で一人のエージェントがつくというのは人件費相場を知っている人から見ると格安といえそうだ。もちろん、転職エージェントとして就職が決まれば別途企業側から報酬が得られるので、必ずしもこのお金だけで賄っているわけではないでしょうが。

 

それでもこれが高いか、安いかは意見が分かれそうですが、最初の提示より最低でも30万円は年収が上がり、高い人では約100万円上がった人も。口下手で自分のスキル説明や交渉が苦手なITエンジニアにとっては非常に心強いサービスですね。

 

まだ、このサービス始まって日が浅いのですが今後はエージェントの実績をオープンにして、成績の良いエージェントを指名できるようにしたいと考えているようです。もちろん、指名料は別途取られるとは思いますが実績がある人に頼めるとさらに心強いですね。

 

こちらのサービスはフリーランスでエージェントに案件を紹介してもらうのと似ているかなと思ったけど、やはり安定した企業に勤めたいというニーズがあるんでしょう。終身雇用、年功序列が崩れた現在にふさわしいサービスで今後大きく伸びていく可能性が十分ありそうですね。