今回の散歩は番外編。先日見てきた高校サッカー選手権を報告します。
正月休みの最終日の1月4日。昼食を食べてからテレビをつけたら高校サッカー選手権の準々決勝をやっていて、ネットで対戦表を見たら14:00から青森山田と神村学園(鹿児島)の好カードがあることを発見。急遽、見に行くことを決定。寒くないように着こんで自転車で等々力陸上競技場を目指しました。
等々力競技場は川崎フロンターレのホームで、最寄り駅は東急新丸子駅かJR武蔵中原駅ですが結構歩くのでJR武蔵小杉駅からバスがお奨めです。
競技場は等々力緑地と呼ばれる広大な公園内にあり、こちらはその玄関口にあたる広場に設置された「健康美」の像。作者は長崎平和記念公園の平和記念像で有名な北村西望です。
こちらはできたばかりの等々力球場。
その横にあるのは児童公園ですが遊具はフロンターレデザインです。子供が小さい頃は横浜からわざわざ来て、ここで遊ばせた思い出がありますね。
釣池も健在です。また、緑地内には男子バスケの川崎ブレイブサンダース、女子バスケの富士通レッドウェーブ、女子バレーのNECレッドロケッツのホームである「とどろきアリーナ」があります。
さらに川崎市民ミュージアムもあるのですが、こちらは2019年の台風で被害を受け休館、取り壊すことが決まっています。
そして、こちらが等々力陸上競技場。
競技場の周囲には川崎市に縁の深い藤子・F・不二雄先生のパーマンや
また、競技場内にもエスパー魔美やオバケのQ太郎も集合した銅像や、
チンプイとワンダユウの像があります。これ以外にも何体かあるみたいで、また来ることがあったら全部確認してみます。
こちらは競技場のグランド。
チケットは自由席当日券で2,000円。前売りでも1,500円と高校生の競技でこの値段はちょっと高いと思ったが、この日に行われる2試合分見ることができます。
第一試合の佐野日大vs岡山学芸館。到着したときは後半残り10分くらいでした。
こちらはPKを決めて4-0になったシーン。岡山学芸館のワンサイドゲームでしたね。
望遠レンズがないカメラなのではっきりと映っていませんが、キーパーの逆サイドを突いてボールがゴールラインを超える瞬間が撮れました。
そして第二試合、青森山田vs神村学園。青森山田は昨年の第100回大会の覇者。一方、神村学園もドイツ1部リーグのボルシアMGへの加入が決まっているFW福田師王とセレッソ大阪への内定が決まっているMF大迫塁と注目選手揃い。個人的には今大会の事実上の決勝だと考えています。
自由席でしたが結構埋まっていてバックスタンド側のゴール前の状況が良く見える席を確保しました。出身の静岡県や地元神奈川県の代表は既に敗退していて、今回特にどちらが好きかというのはなく適当に空いているところを座ったのですが、こちらのサイドの下の階は神村学園関係者でした。
画面左側にも少し見えますが神村学園の「赤」の大きな横断幕と旗が立っています。
こちらが横断幕。
こちらが旗です。
観客の入りはこんな感じです。メイン、バックのスタンドはほぼ満席。ゴールネット裏が6から7割というところでしょうか。アマチュアの高校生サッカーとはいえプロ向けの球場がそこそこ埋まるほど観客を動員するとはスゴイですね。
試合の方は前半は青森山田が組織力で神村学園の攻撃を抑え攻勢にでて1点を先取。
それにしてもサッカーを生で見るのは30年近く前に見たイギリスのプレミアリーグ以来ですが、急ブレーキをかけるフェイントといい、倒れないドリブルだったりと、もしかしたら技術的には今の日本の高校生の方が上かもしれませんね。
後半は注目の1年選手、名和田我空を投入した神村学園が俄然元気に。本日一番調子が良かった西丸道人(みんと)がドリブルで持ち込んで同点ゴール。そして、待望のエース福田師王の逆転ゴール。組織力で守り続けていた青森山田の壁を個人技のあるタレントたちがぶち破ったという感じですね。
ワールドカップのドイツやスペイン戦を彷彿させる逆転の2ー1のスコア。しかもエースが決めた逆転。本当、面白かったです。
終了の笛で倒れ込む青森山田のメンバー。
そして勝利した神村学園のメンバー。是非、この勢いで行って優勝して欲しいですね。
こちらはスタンドの外に停まっていた両校のバス。
選手たちが出てくるのを待って大勢の人が待機していました。
本当、この熱気はJリーグ並なのかも。
ということで正月休みの最終日、思いつきで出掛けたサッカー観戦ですが、2,000円では安いと感じるくらい良いモノが見れました。
本日12:05から行われる準決勝でも良い試合を期待しています。