会社によって仕組みは違うとは思いますが、私のところの人事評価はS,A,B,C,Dの5段階です。
そして、多くの人が真ん中の"B"ですが、これは"普通評価"ではなく"少し良い評価"を意味しています。"普通評価"は"C"なんですよね。
だから、毎年多くの人が僅かだが昇給していくという"年功序列"の給与体系になっています。ある意味、人に優しい"制度"なのかもしれません。
一方、個人的な感想かもしれませんが非常に違和感を感じています。若手のときは学ぶことが多く、目に見えて仕事に対するスキルが上がっていくのですが、30歳も半ばを過ぎると毎年向上というのはさすがにないですね。もちろん、今までやってなかった仕事を任され伸びるケースはありますが、毎年はないですね。(むしろ、そんな伸びたときもA評価がつかないとぼやいているのをよく耳にしましたが。)
本当に毎年みんな成長しているの?と問いたくなります。
それにしても、毎年成長する必要って本当にあるのか?
私みたいな50代はもちろん、30代くらいでも自分が就いている仕事で必要なスキルが身に着いたならば、それ以上は頑張らなくて良いという選択肢があっても良いかと思います。そして、仕事に関しては7割くらいの力で回していき、その余力を子育てや自分の好きなことに使うのでも良いかと思いますが。
それでも、去年より成長しないと真ん中の"B"の評価がつかないという呪詛により、多くの人が100%を会社に捧げなえればならないと思うように会社がしているんでしょうね。
最近は成長しなくても良いと考える若い世代が徐々に出てきたみたいですが、一般的な人たちにはまだまだ敷居が高いです。
それでも企業の財源的に年功序列が難しくなってきたので、あと5年くらいすれば考え方が変わったりするのかな?
(Picture By Pixabay)
グッズではないですが、新社会人におすすめなのは毎年1回、自分の部署名や業務を記録することをお薦めします。転職の時に作成する職務経歴書で、部署名や配属期間を年月単位の情報が必要なのだが意外と忘れていますので、是非習慣にしてください。
また、合わせて年収や仕事で大変だったことなどの情報も記録しておくのも、収入の推移確認や就職面接のネタに役に立つのでお勧めです。
転職しなくても、人生の振り返りにも使えるので是非。