前回の茅ヶ崎散歩の続き。茅ヶ崎に縁のある有名人と言えばもう一人、桑田佳祐!
サザンオールスターズのメインボーカルの桑田佳祐さんです。
子供の頃、我が家ではベストテンで流れる歌謡曲や演歌で言葉をはっきりと発音する歌唱法の歌をよく聞いていたのですが、早口でゴニョニョと歌ったり、巻き舌で歌ったりするサザンの歌は非常に珍しかったですね。最初は警戒してたんですが同世代の友人が楽しく歌っているのを聞いて自分も好きになりましたね。
茅ヶ崎駅の少し西の地点から南西方向に延びるこの小さな通りは
サザン通り。この近くで桑田佳祐さんは生まれ、育ったそうです。この道路を進むと海に出ますが、海岸の名前も「サザンビーチちがさき」です。そう言えば茅ヶ崎駅の東海道本線5番と6番のホームの発車メロディーはサザンの「希望の轍」です。なんか地元のサザン愛を感じますね。
サザン通りは進まずもう二本東側の高砂通りを南下すると高砂緑地という公園に到着します。ここは「オッペケペー節」で知られる明治の俳優、川上音二郎の邸宅があった場所だとか。(オッペケペーとか昔こち亀で見たことがあるくらいで詳しく知らないが)
こちらは「松籟庵」
この庭を見ながら茶会ができるらしいが、別に昔からある建物ではなく平成3年に建てられたものだそうです。(それでも30年は経過しているか)
なぜかコンパクトだが三重塔もあったりする。
園内には茅ヶ崎市美術館があり、隣接して図書館もあったりする。
茅ヶ崎市の文化エリアという感じか。
こちの石碑には「赤とんぼ作曲の街」「晴朗な湘南茅ヶ崎の大氣」「南湘の居にて」「山田耕筰記」と刻まれている。童謡「赤とんぼ」「この道」で知られる明治の作曲家山田耕筰は40歳の時この地に引っ越してきたそうです。
40代と言うと現代ではバリバリ現役ですが明治時代だと早い人は第一線から退く年齢なのかもしれませんね。東京から離れた湘南の地でゆっくりと過ごしていたのかも。
普通の地方の球場ですが、2000年に行われたサザンオールスターズのライブ会場になったことでファンには有名な球場らしい。
さらに南下して国道134号線を超えると
湘南の海です。
沖に浮かぶ小さな島は、、、
烏帽子岩。平安時代の公家が被っていた烏帽子(えぼし)に似ているからという、、、そのまんまですね。こちらサザンの名曲「チャコの海岸物語」の歌詞にも出てるので、これもファンの間では有名ですね。
この辺り、サーフィンをやる人も多く、海岸近くだとこんなシャワー付きのサーフボードの保管小屋も。
ちょっとアメリカンなアイスパーラーや、
アートな理容店も。やはり湘南という土地柄、開放感あふれる街です。
そして鎌倉ほど肩肘を張らない庶民の湘南です。
この地がサザンの中心となる桑田佳祐という人物を育んだというのは何となく理解できますね。