2021年の妄想ブログ:
昨年、65cmx82cmという畳半畳もないスペースにトイレと洗面台とシャワールームが全て組み込まれたユニットバスルーム(といっても風呂はないが)が登場し、世間を驚かせた。厳密にはトイレと洗面台は使わないときは隣の押入れ(マルチストレージと呼んでいるそうだが)の下に収納されているので、厳密にはもう少しスペースが必要なのだが、それでも大幅な省スペース化が図れた。
また、このユニットバスルーム、省スペース以外にも大きな特長がある。それは、シャワーのお湯を出す、トイレを流す、トイレ、洗面台を自動収納する等の全ての操作は音声指示で行えるようになっていることだ。このため、シャワーの流れる音で、音声を聞き取れないときにお湯を止めるための大きなボタンがある以外は、操作スイッチ類が一切ないのだ。また、トイレもタンク、中蓋、上蓋がないデザインで、全体的にすっきりしているのだ。
そして、これを使った、ミニワンというブランドで、7平方メートル(3.8畳)という超狭小ワンルームマンションが都内に次々とつくられた。家賃も山手線神田駅、徒歩5分で3万6千円、東横線中目黒駅、徒歩3分で3万8千円という激安で、不動産サイトに公開される前に契約が決まる超人気物件だ。
狭いが都心で駅近の物件は、職住一体ということで、ここ数年人気ではあったが、キッチンもない必要最小限の設備で、ベッドがぎりぎり入ると広さという条件が厳しくなっている。しかし、それらの狭小ワンルームより、さらに1万円くらい安いというのは魅力的だったようだ。
ある人のコメントでは、スマホがあれば、テレビも、パソコンも、オーディオも不要で、近くにコンビニがあればキッチンも電子レンジも、中には冷蔵庫もいらないという人が多くなったのでは?と分析していた。
うーん、確かに新聞も雑誌も買う必要ないので、自然とミニマリストになるから、このスペースだけで十分なのかも。でも、ベッド以外の家具や家電がない部屋は、オジサン世代には落ち着かないだろうな。。。