未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)アクアナビ

2020年の妄想ブログ:

子供のころ、シュノーケルを覚えると、息継ぎで頭を上げることなく、泳ぎ続けることができたのに感動した。しかし、いつのまにか沖に行ってしまうので、ときどき頭を上げて位置を確認するのが、もどかしかった。

そんな問題を解決する装置が、まもなく発売されるとテレビニュースでやっていた。それがダイバー用水中ナビゲーション「アクアナビ」だ。

今まで、GPS信号は塩水のため、電波が減衰し海中では使えないという理由で、このようなシステムは実現しなかった。しかし、潮力発電装置の小型化、低コスト化によりGPS受信ブイ(海に浮かぶオレンジの球体)を、一般の海水浴場やダイビングスポットに設置することが可能になり、それらを使った位置特定(具体的にはアクアナビからはアクティブソナー(潜水艦で有名なアレ)で、そのブイとの距離を測り)が可能になったからだ。

アクアナビ本体はタバコの箱くらいの大きさで腰に装着するが、腕時計型デバイスで情報を確認することができる。確認できる項目は海図(地図)上での自分の位置、陸からの距離、潮の流れ、満潮、干潮時間、ボンベの空気残量などだ。また、自分の現在地を登録して、海図上に表示することも可能。自分のお気に入りの地点を登録して、次回、また訪問することも可能だ。さらに、商品化は先だが、一部情報をガラス面に表示するゴーグルも検討しているようだ。これならば、泳ぎながらノーアクションで位置を確認できる、まさに理想的なデバイスだ。

また、この製品の登場は、各ダイビングスポットを運営している団体ではダイビング観光の活性化に繋がると大いに期待。海底洞窟の入り口やマンタ(オニイトマキエイ)の出現ポイントなど、予め見どころのポイントを登録し、ダイバーと情報を共有するサービスを準備しているそうだ。

なお、期待しているのはダイビング観光だけでなく、アワビやサザエを獲る漁業関係者も注目しているらしい。ただし、秘密の漁場ポイントなどを登録しておきたいので、セキュリティー面を強化することをメーカーに求めているとか。指紋認証してセキュリティーロックを解除する海女さんという絵面は、ちょっと斬新かも。