未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

5年生専門学校

「専門学校」とはある職業に特化した専門教育に重きを置いた学校で、
高校卒業後に通う2年制(一部4年生)の学校である。

一方、中学卒業後に通う高等専門学校」は5年制で、専門教育(主に工学)を受けることができるが、
専門性は実業高校よりかは「濃い」が、専門学校ほど「濃くない」

そこで、中学卒業後に通う、専門性が高い5年制専門学校があっても、良いのではと思う。

今思うと、専門外の学問は、趣味としては面白いし、ドラマや映画を見たり、旅行に行ったときに
知っていると楽しい「一般教養」としては役に立つと思う。
また、良い意味での「意識高い」人たちと付き合うための「素養」としても重要である。

その他、実用からほど遠い基礎理論の学問も、最終的に専門に繋がるということで重要である。

しかし、そのような専門外、実用外の学問により、学校がつまらなくなるくらいならば、
実用専門の学問のみを中学卒業後から、ぎっちり学べる学校があってもいいと思う。

例えば、ディープラーニングは理系の大学で習う数学の理論を知らないと、
その仕組みを理解することはできなが、そんな理論をしらなくても、
ネット上には誰でも使えるフリーのプログラム初心者向けの解説が転がっているので、
ディープラーニングを使ったAIシステムを構築することは可能だったりする。

むしろ、学習データの生成や学習時のチューニングに関しては、
何度も何度もトライして調整する「根気」が重要だったりして、
理論を知らなくても、素晴らしい成果を上げることもあったりする。

そんな実用学に強く、10代のエネルギーの余っている人たちが集まって、
その専門だけをみっちり学び、その人たちが競い、切磋琢磨する学校があったら楽しいだろうなぁと、
思う今日この頃。

きっと、今会社で若手社員に教育しているから、こんなことを思ったのかも。