未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

退職ではなく卒職という言葉はどうですか?

 

gendai.ismedia.jp

「大卒新入社員の30%以上が3年以内に離職する」のは最近始まった話ではなく、1995年に32%と3割を超えてから、リーマンショックの翌年の28.8%を除き、20年以上前から30%超えだとか。

 

事実は別として、ニュースのコラム記事で毎年のように見かけるのは、こらえ性の無い若者というネタがオジサン受けするためなんでしょうね。

 

嫌だけど今の会社にしがみつかなければならないという思いが、転職を「悪」とみなして、会社を辞めない自分を「肯定」しないとやってられないオジサンたちに受けるんでしょうね。おそらく。

 

確かに年功序列で在籍年数が長ければ長いほど賃金的にもポジション的にも有利であり、しかも自己都合だと大きく減額される退職金制度が未だ日本の企業では残っているので、学校卒業後に入社した会社で一生働くべきというオジサンの考えは間違っていないかもしれません。

 

しかし、一部の大手企業を中心に年功序列の見直しが進められたり、仕事のやり方がDXや産業構造転換などで大きく変わり経験が生かせなくなったり、徐々にその考えが通じなくなってきてますね。

 

一方、この記事の中でもあるように、転職した後も前の会社と繋がっていて、時には業務委託を依頼したり、協業したりとWin-Winの関係に発展する可能性があります。

 

転職理由が上司との関係や給与、残業などの待遇面などでもう前の会社とは付き合いたくないと思うことも多いかもしれませんが、それらの個人的な事情を横に置き、組織としてみると専門性や技術力、対応力などで評価できる場合もあり、その実力を知っている転職者が前の会社と今の会社との懸け橋になるというのは非常に理にかなっていますね。

 

このような前向きな考えが浸透してくれば「転職」=「悪」という図式が大きく見直されるかもしれませんね。

 

また、この記事の章のタイトルで会社を辞めることを卒業というポジティブに表現していました。いっそ「退職」を「卒職」という言葉にすれば、辞めるほうも、辞められるほうも前向きな気分になれて良いかもしれませんね。

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今週のお題「おうち時間2021」

巷ではおうち時間で家庭菜園というのが少し流行っているようですが、我が家でもバジルの植え付けが始まりました。もう、今年で5年目くらい。最初は自分が主体でやっていたのですが、ここ数年は奥さん任せ。ナメクジなどの敵に負けないように今年は家の中である程度大きくしてから外に出す戦略に。先日、やっと外デビューしました。

食べれるようになるのはおそらく2週間後くらい。間引きした葉が食卓に上がります。

このバジルの香りを嗅ぐと夏がもうすぐという感じですね。