2020年の妄想ブログ:
オフィスの同僚の机には、近所のドラッグストアで買ってきた大袋の菓子が大量に入っている。
それらの菓子は1枚10円、一袋20円とかで売っている。
各自、勝手に机を開けて、コインケースにお金を入れて持っていく。
本人が机にいないときもある。
各自、お釣りも勝手に持っていく。
個人版オフィスグリコだ。
ものによっては赤字。
特に売り上げ計算もしていない。
奉仕の心と信用によって、成り立っている商売というか、むしろ趣味だ。
このサービス、自分は使っていないが、ほかのみんなは、よく利用してて、
夕方になると、机の引き出しにとりつけた鈴がとひっきりなしに鳴っていた。
しかし、一時期、ガクンと利用頻度が下がった。これは、みんなが電子マネー、電子決済の普及で現金を持たなくなったためだ。
この状況を受け、彼は投げ銭アプリを導入。
決済できるようになった。
このことで、再び、かつての賑わいを取り戻すようになった。
そして最近、あるIT企業のオフィスで同じように電子決済で個人商売をしている人たちを
紹介するニュース記事が出ていた。
その中では、お菓子だけでなく、栄養ドリンク、バナナ、みかん等の果物も。
その記事では、一人暮らしが多い都会では、消費しきれないものをシェアするという
ニーズとマッチしたと解説していた。
この記事を読んで、彼の商売が繁盛していることに納得。
20個、一袋のカントリーマァムを買って、1週間毎日食べたら、確かに飽きますね。