未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

あなたはどう思いますか?

小学校のころ、国語が苦手だった。
「あなたはどう思いますか?」とか、「作者は何を訴えたかったのでしょうか」などの
4択問題が苦手だった。

2択は明らかに違うと簡単に判断できるが、残り2択はどちらか悩むことが多かった。
そして、この作者の性格ならば、こっちの選択肢だろうとか思って選んだが、
2~3割くらいしか当たらなかった。

その後、中学1年で改めて、日本語の文法を学習したときに、これらの4択問題は、
「文法的に推定される正しい答え」を問う問題だということに気が付いた。

つまり、「あなたはどう思いますか?」という設問は、
「文法的どう思うのが正しいでしょうか?」というのが正しい意味だったのですね。
別に、自分個人の見解を聞いているわけではなかったのですね。orz

それから4択問題はほぼパーフェクトとなり、その後、現国は受験での貴重な得点源となりましたが、
このアハ体験がなければ、ずっと不得意な教科のままだったかもしれませんね。

。。。という昔話を思い出したのは、ある小説家の孫が自分の祖父の小説を題材にした問題で、
「このとき、作者はどのような思いで、この小説を書いたのでしょうか?」という問いに対し、
父から当時の話として聞いた「この小説が売れなかったら、明日からの暮らしをどうしよう」
いう回答を書いたら、×だったというエピソードをテレビで紹介していたためです。

真実だけど、正解ではないのですね。