2021年の妄想ブログ:
夏休み、実家に帰ったとき、大量の「枝豆」をもらった。ただし、痛んでいたり、実が入っていない「さや」がかなり混入して、その中から食べれるものを選別し、さらに両端を切る作業が必要だった。
たらたらと小一時間ほどかけて作業が終わったが、時給で考えると買ったほうが良いのかどうか悩みますね。
農家の皆さんが、大量に収穫した野菜に対し、時給と手間を天秤にかけ、一部は近所におすそ分けするも、多くは廃棄するのはやむ得ないことと、しみじみ感じました。
そんなことを思っていたら、各地の「道の駅」で「100円野菜」というのが流行っているそうだ。
これは廃棄する野菜の量り売りで、オクラ500gで100円、ニンジン800gで100円、ナス600gで100円というような感じ。市価の1/5から1/10で売られているのだ。ただし、多くは痛んでいたり、虫食いがあったり、小さすぎたり、大きすぎたりと、近所に配るのもはばかる「非常に難あり」である。
選別や痛んだ部分の除去については、購入者が買った後で作業できるスペースが用意されている。そこでは痛みの部分の取り方を農家の皆さんが指南する動画がタブレットで流れているので、それを見ながら作業できるそうだ。
このビジネス、買うほうは手間があるとはいえ、新鮮な野菜が格安で手に入るというメリットはあるが、売り上げは売り子の人件費を賄うくらいで、農家にはほとんどバックはないそうだ。それでも、廃棄になるよりかはマシということで、指南ビデオの撮影も含め、快く協力しているそうだ。
なお、この指南ビデオはYoutubeなどでも公開しているそうですが、趣味で野菜を作っている人たちの間で重宝すると、ちょっと話題になっているそうです。