もう、だいぶ前になりますが、国立市に住んでいました。
駅から真っすぐのびる道、春は桜のピンク、初夏は新緑、晩秋は銀杏の黄色の絶景が楽しめます。両脇の歩道は広く、平日、休暇をとり、ここをゆったり散歩するのはひとつの贅沢でした。
雑貨屋でデザインの変わった文具や食器を手に取ったり、銀杏書房で写真の綺麗な洋書を眺めたり、紀伊國屋で珍しいチーズをチェックした後、ロジーナ茶房や中一素食店などで遅いランチを食べるというのが、定番コースでした。
これは2003年のもので、まだ駅舎の後ろにマンションが建つ前の写真です。
そして、この道路の両脇には広大な敷地を持つ一橋大学があり、ここも自然の草木にあふれていて、真夏はうるさいくらいの蝉時雨。JR中央線から数分とは思えない緑豊かな街です。
そんな感じで、オシャレで意識高い系の街といわれることも多いですが、すた丼は国立が発祥の地。学生が多いこともあり、ガッツリ大盛りの店にも良くお世話になりました。
また、この道路を30分ほど進んだ先にはJR南武線の谷保駅がありますが、そこまで来ると庶民の街。駅近の商店街にある、焼き鳥屋や新鮮な鰯のつみれが手に入る魚屋「魚善」は、お気に入りの店でした。
今はマイホームもあるので、さすがに、これから引っ越すことはないでしょうが、もう一度住みたい街のひとつですね。
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