ちょっと前だがこんなニュースがあった。
カフェで働いているのはロボット。
それをリモートで動かすのは、重度の障害者。
眼球しか動かすことができない難病のALS(筋萎縮性側索硬化症)の患者でも、視線入力でロボットを動かし、会話をして、接客するそうだ。
このカフェを企画する会社の社長、吉藤オリィさんは引きこもり経験者。「人間の孤独を解消する」ことを人生のミッションとしているとか。
確かに寝たきりで、家族や介護者以外の人と接する機会は非常に少なく、孤独を感じる障害者にとって、非常に良い取り組みですね。(さらに、社会に貢献できているという働く喜びを感じることができるという意味でも非常に良いかも。)
また、このケースでは全体から見たら、マイナーな取り組みですが、一般の人にとっても、核家族化どころか、一生独身の人も増えてきて、「孤独」という課題に対して全社会的に取り組む必要がありそうです。
既にイギリスでは孤独問題担当大臣というポストを作って対処するくらい国レベルで本気で取り組んでいますが、他の国でも徐々にその動きがでてきています。これは見方を変えると、ビジネスチャンスでもありますね。
日本ではビジネスチャンスというと金儲けのイメージが強く、若干ポジティブにとらえる人たちもいますが、社会に貢献しつつ、財務的に赤字にならないということはその活動を継続していくということで、非常に重要だと思います。
ちょっと脱線しましたが、「孤独問題」に対するビジネスに関しては、今後の成長分野として注目していきたいですね。