今週のお題「元気の秘訣」
自分を元気にしてくれるものは、やはり「美味しい食事」ですね。
特に「美味しい肉」を食べたときは、本当幸せになります。
小学生のころ、まだ牛肉は輸入自由化の前で、高くなかなか食べれませんでした。
また、食べる機会があっても、あまり品質が良くないためか、筋が多く、あの特徴的な臭みが目立っていたので、牛肉はあまり好きではなかったです。
そのため、当時、肉と言えば豚肉でしたね。
鶏も唐揚げとか好きでしたが、肉単体で食べると豚肉のほうが上。
肉 of 肉は豚肉でした。
その後、大人になってから、お値ごろでも、それなりに品質の良いものが出回るようになってきたため、だいぶ自分の中で牛肉の評価が上がりました。
しかし、まだ臭みがあるという悪いイメージが残っていたため、醤油、砂糖、酒で付け込んだすき焼き風味付けで焼くのが定番でした。
そのうち、20代後半くらいになって、食事にお金をかけることができるようになって、数千円のステーキを食べたら、目からうろこが。
塩とバターだけでただ焼いただけなのに、食欲をそそる香り、心地よい歯ごたえ、うまみ、コク。そして、喉を通り、お腹に入ったときの幸福感。
牛肉が自分の中のランキング1位になりました。
その後、長い間、牛肉がトップに。
しかし、100g数千円を超す、超高級生ハムが買えるようになった40代。
再び、豚肉が1位に返り咲き。
舌にのせただけで、とける脂。塩気に合わせて、パンとワインと一緒に食す。
浮世のつらさを忘れて、小さな自分の人生を肯定するほど、元気になりますね。
しかし、しかし、さらに熟成肉の登場で、また自分の価値観が変わった。
100g1,500円の3か月熟成肉が半額だったので、つい購入。
レシピに従い、シンプルに塩だけで焼いたが、
とろける舌触りに、さらにワンランク上のコク、旨味が。。。
再び牛肉が1位に、いや同率1位か。
現在、オジサンになって、さすがに量は食べれませんが、肉はやっぱり元気の元です。見方を変えれば、「美味しく肉を食べようという気持ち」が元気の秘訣ですね。