未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

イギリスの片田舎で見ず知らずの家のクリスマスに参加したこと

今週のお題「会いたい人」

 

卒業旅行で行ったイギリス一人旅での話。

12月24日から26日までバースという都市に滞在しました。

 

こちらは観光案内所で買った観光地図の表紙です。

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バースはロンドンから列車で1時間半の地方都市。

スペルでもわかるように、ここは風呂=bathの語源になった街。

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名物は温泉で、こちらはその温浴施設の遺跡です。

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と言っても訪問した1993年にはここの温泉は枯れていて、これはただのぬるい水です。

(wikipediaによると、2006年はに市街地にスパ施設ができたようです。)

 

こちらはロイヤル・クレセントと呼ばれる18世紀に建てられた集合住宅。

ロンドンに住んでいるリッチな人たち向けのリゾートマンションですね。

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ここは観光地と言ってもメジャーではないので雰囲気が良いです。

クリスマスイブはお店は午前中で終了。

午後になると人通りも少なく、ただの街散歩でも楽しかったですね。

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こちらが今回の宿です。普通の家を使ったB&Bでした。

B&Bと言ったら、カリカリベーコン、ソーセージに目玉焼きのイングリッシュブレークファーストですが、次の日はクリスマス。残念ながら休みということで、パンとリンゴだけの朝食でした。

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クリスマスの日は教会以外はほとんどの店が閉まっていて、昔の日本の元旦みたいでした。かろうじてPubが開いているくらいでした。仕方ないので前日スーパーで手に入れたパンと缶詰で夕食にしようと思っていたら、B&Bのおばさんが「こちらには家族か知り合いはいるか? いないならば、クリスマスパーティーに参加しなよ」と声を掛けられました。

これはそのときの写真です。

手に持っているのはクリスマスプディングです。

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こちらは息子、娘、甥っ子、姪っ子たち。

彼らと一緒にクリスマスパーティーを楽しみました。

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初めて食べたターキー。食べっぷりが良かったのか、わんこそばのようにお替りが。

途中で待ったをかけて、つたない英語で"Turkey is dancing in my stomach." ターキーが胃の中で踊ってるよとジョークを飛ぼしたら、大うけでした。

彼らも普段は別の地方やアメリカの高校や大学に通っているが、クリスマス休暇で故郷に帰ってきたそうです。イギリスだけではないですが、キリスト教の国ではクリスマスは日本の正月みたいなものだというのを改めて実感しました。

 

おそらく、このおばさんも今では80歳過ぎてるとは思われ、B&Bはもうやっていないかもしれませんが、もし会えたら見ず知らずの若者を気遣ってくれた当時のお礼をしたいですね。

 

Thank you for your kindness.

I do remember to spend the happy holiday with you in 1993.