今週のお題「自慢の一着」
もう、ずいぶん前だが息子の七五三の写真です。
実はこの着物は自分が七五三の時に買ってもらったもので40年以上の歴史があります。息子以外にも弟や従兄の子どもなど何人かが七五三で袖を通しました。
そして、この着物にはちょっとしたエピソードが残っています。
七五三のお祝いをしたその日の深夜、実家の向かいの製材所が火事になりました。大量の材木が置いてあったため、火の勢いが強く、道路を挟んだ実家にも延焼するということで大量の水が撒かれることになりました。このとき、この着物はタンスに入れず、外に吊られていたため、すぐに持ち出して難を免れました。
当時、今は亡き祖父が大枚はたいて買ったかなり高価なもので、非常に幸運だったと七五三の時期になると食卓の話題に上っていました。
実際、息子の七五三のとき、羽織紐の一部は痛んでいましたが、背中の金の鷹の刺繍などの状態も悪くなく、結構良いものだったんですね。おそらく、自分が持っている衣類の中で一番高価なのかもしれませんね。
そして、去年、弟のところに待望の長男が生まれたので、数年後に活躍しそうです。
また、この着物が持つ「幸運」がシェアされていきますね。