1990年にスリップして、令和(平成後半)の驚きの常識を伝えるテレビ番組の第五弾。
今回のネタは商標、著作権がテーマでした。
■メイドインジャパンのパクリブランド品?
80年代初めごろ、アディダス(adidas)の紺や赤の下地に白い三本線のウインドブレーカーが流行っていました。薄いペラペラのナイロン製ですが、結構高かった記憶があります。
そのころ、よく見かけたのが"addas"とか"addus"というパクリ商品。しかも当時はメイドインジャパン製。(ちなみに本物のadidasはデサント(大阪)がライセンス契約で作ってました。)
令和の時代、ここまであからさまなパクリブランドものは結構減りましたが、パクリまでいかないインスパイアものが出回ってますね。ユニクロインスパイアの〇〇とか。
しかも、平成時代よく見られたメイドインチャイナは見なくなり、メイドインベトナムが多いです。
1990年くらいだとまだベトナム戦争の影を引きずっているころで、ベトナムがここまで工業国になっているとは予想できなかったですね。
■ディズニー以外も著作権侵害はNG
著作権は昭和時代からありましたけど、今ほど厳しく取り締まられていなかったです。1987年(昭和62年)に小学校のプール底に卒業記念でミッキーマウスをペイントしたら訴えられた事件がありました。
令和の今では当たり前だろうという話ですが、当時、ディズニー社は子供のしたことに大人げないなと思う人が多かったですね。
1995年には著作権侵害の一大事件である「サザエボン」が登場しましたが、それ以降、日本はマンガ、アニメを中心に著作権を侵害する側から侵害される側となり、著作権侵害はNGであるという意識を持つ人が増えましたね。
■普通のドラマでぼかし?
ぼかしやモザイクと言えば、アダルトビデオで猥褻な箇所を隠すための手法ですが、平成後半では普通のドラマでぼかしが入るようになった。
これは猥褻なモノでもグロいものでもなく、スポンサー以外のブランドの商品名が映らないようにするための、スポンサー様への忖度によるものだ。
最近はドラマなどのスタジオ収録番組では予めそのような製品は排除されていて、ニュースやバラエティーの街角インタビューくらいでしかぼかしを見ることはなくなりましたが、未だにあの映像は違和感がありますね。
(昭和のころ、Panasonic=松下電器は他社で新製品が出た後、類似製品をすぐに出していたので「マネシタ」と揶揄されてましたね。)
今週のお題「おじいちゃん・おばあちゃん」
祖父は料理をしない人だが酒を飲んだ後に袋のインスタントラーメンを作り、そのまま台所で食べるのが好きだった。そして小学生の自分はそれをねだり、一口分をお椀にもらって食べるのが楽しみでした。
ただの安いインスタントラーメンだけどなぜかうまいんですよね、あれは。