2025年の妄想ブログ:
とうとうPTA活動をアウトソーシングする公立学校がでてきたそうです。
PTAの活動は地域や学校によって違うけれど、防犯パトロールや通学路の旗振り当番、講演会などのイベントを準備、運営したり、会報発行、中には校庭の草取りなど様々。
前時代的なベルマーク運動をやめる学校は少しずつ出てきたが、まだまだ残っているPTAの大きな仕事だ。数十人で1日作業して1万円にも満たない。どうせ任意で集めるならば一人100円寄付してもらったほうが余程マシであることはわかっても、やめられないのってなぜでしょうね。生徒の親じゃなくても駅にベルマークをやめるための募金箱があったら絶対寄付しますね。少なくとも自分は。
そう考えると、この公立学校のPTA活動のアウトソーシングは「やっとですか」という感じはありますが非常に意義のある大きな一歩ですね。
アウトソーシング先は1年ほど前から株式会社化した元NGO団体で、各作業を依頼されるのではなく、運営も含めたPTA活動を請け負っていて、今まで本当に必要なの?という作業の無駄をそげ落とした上で、予算を含む活動計画を作成して運用しているようです。
もちろん、その費用も無料ではなく賃金は高くないがちゃんとお金をもらって活動しているそうです。防犯パトロールや草取りなどは高齢者を起用し、一石二鳥で地方の高齢者雇用問題にも一役買っているとか。
そして、今まで大きく違う活動はサイト運営の活発化だ。報告会や講演会は必ず動画で配信して後から見ることも可能にし、さらに掲示板で後から意見も述べるようになっているとか。
また、アウトソーシング先の職員のリードで先生と親の意見交換会も多数企画。共働きの人たちでも出席しやすくするために平日夜や土曜に開催し、オンラインでもオフラインでも出席できるようにすることで活発に行えるようになったとか。このサービスを主催している代表はPTAとして一番注力すべき先生と親のコミュニケーションだということで、このような活動を推進しているとコメントしているそうだ。
それにしてもPTAは無償の労働力と考えられている根本原因は、数年前にも話題になっていましたが教師のサービス残業問題にも見られる労働対価に対する世間の一般常識との乖離ですね。
本当、各学校はマネしなくても良いですがPTAとは本来どうあるべきかというのをいろいろ考えて欲しいですね。