未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

鎌倉、明治の時代の空気、そして別の何かを感じる逗子散歩

前回の逗子散歩の続き。

 

逗子海岸から横須賀へ繋がる長柄トンネル。その手前にあるのが田越神明社

小さな神社ですがトンネルそばの神社はもしかしたら何かを護るとか、何かを封じているなど大きな役割を担ってそうですね。

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次は蘆花公園です。明治の文豪、徳富蘆花はここ逗子で4年間過ごし、代表作「不如帰」もここで執筆されたそうです。

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そして、文学碑の前にはなぜか廃墟のアパート。

実は旧野外活動センターの宿泊棟。タウンニュースさんの記事によると一人一泊500円で泊まれる施設として年間1500人が利用していたが、建物の老朽化と旅館業法に抵触する恐れがあるということで2006年に閉鎖。それから15年も放置されているみたいです。

今ではどうみても肝試しスポットですね。

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これは陶芸の登り窯ですね。

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公園と言ってもなんか「山」ですね。

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解説の看板とかがなかったのですが著名人の旧家でしょうか?

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昭和時代の、田舎の曾祖母の家みたいな。。。

この小雨のせいか、妖(あやかし)が出てきそうな感じ。

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トトロのまっくろくろすけ夏目友人帳的な何かがいそうな感じ。

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こちらは郷土資料館の家屋。

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そして、こちらは旧脇村邸。元々は昭和9年(1934年)に三井物産常務取締役だった藤瀬氏の別荘として建てられ、その後東京大学教授の脇村氏が所有。脇村氏没後に相続税として物納されたものを逗子市が取得したという経緯のようです。

昭和初期の風情が感じられます。

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そして、こちらは六代御前の墓。平清盛の曾孫にあたる六代御前と呼ばれた平高清が眠っています。平安末期に隆盛を誇った平家の礎を作った平正盛から数えて直系の6代目、そして最後の直系平家になります。

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平高清壇ノ浦の戦いの後、北条時政に捕らえられ斬首になるところを文覚上人の助力で免れ、出家。しかし、文覚が源頼朝逝去後に発生した三左衛門事件の関係者として流罪になり、その庇護がなくなった後、処刑されたとか。(諸説あるようで)

こんな立派な塚が作られ、手厚く葬られたのはやはり滅亡した平家の魂を鎮めるためでしょうか?

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最後にこちらは三浦胤義遺孤の碑。三浦胤義は中学生の歴史でで誰もが覚える承久の乱、そこで鎌倉の武士でありながら後鳥羽上皇(京)側についた武将です。胤義は敗北し、京で自害。その後、彼の子供たちが処刑されたのがこの地だそうです。その時代の考え方とはいえ、惨(むご)いものですね。

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逗子は鎌倉に近いということで中世の歴史的にも、近代の文学史的にも、このような遺構が残っていて面白いです。一方で、自分は見えるほうではないですが何か霊的なものを感じるエリアですね。