前回の横浜本牧散歩の続き。
名前の由来はそのものズバリ、このあたりが太平洋戦争後に接収され、海軍の住宅地としてアメリカ人が住んでいたからです。
結構急坂です。
ちなみにその東にはハロー坂もあります。こちらははまれぽさんの記事によると、現地の人がアメリカ軍人を「ハロー」と呼んでいたのが名称の由来とか。それにしても、よく聞く挨拶の言葉を聞いてハローと呼んでいたとは。逆の立場だと日本人は「すみません」とか呼ばれそうですね。
こちらは絵馬ですが、8月に行われる「お馬流し」で使われる茅で作った馬(正しくは首から上は馬で胴体は亀のかたちをした"馬首亀体")が描かれています。お馬流しは400年以上続く神事で6体の茅の馬にあらゆる厄災を託して、本牧の沖合の海に流すというものだそうです。
こちらは同じ敷地内の宇氣の稲荷社、
また、こちらは熊野速玉社。
その横に2本の榎(えのき)が絡み合っています。
この木の周りを時計回りに回ると2つの木が絡み合う方向と言うことで「縁結び」、反時計回りだと絡みがほどける方向と言うことで「縁切り」のご利益があるそうです。
なるほど。
本牧神社の前には長細い敷地の新本牧公園があり、公園をぐるりと囲む道路は、
お馬通りと呼ばれています。
また、このそばにはお馬流しの馬を作るために使う茅を刈る場所もあったりします。
こんな神社があり一見日本の伝統的なエリアに見えますが、周りの住宅地を見ると洒落た住宅が多く建っています。
30年以上前に日本に返還されたとはいえ、さずが元アメリカの接収地。
中にはスネ夫もびっくりな感じの家もありますね。