未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

三島市へようこそ その1:映画「余命十年」のロケ地は鰻と清流の街

今回は故郷の静岡県三島です。

何度か帰郷したときの写真を集めているので1回の散歩ではないですが、改めてまとめてみました。

 

出発点はJR東海道新幹線三島駅。新幹線ホームから北方向に目を向けると富士山が見れます。この日は薄っすらと見ることができました。

新幹線ホームから東海道線伊豆箱根鉄道駿豆線などに乗り換える場合、地下通路を通て移動しますが、そこにはこんな珍しいエスカレーターがあります。

こちらは日立製作所が1992年、日本で初めて開発した途中が水平の動く歩道となっている、こんな形のエスカレーター。

昔、TBSの世界ふしぎ発見!のCMでも紹介されていました。

ちなみに「ゆうロード・三島」という愛称が付いているそうです。

南口にある駅舎。中部の駅百選にも選ばれています。(中部地方だけで100駅なのでかなり多いですが)

この建物の形は富士山を模しています。天気が良いと後ろに本物の富士山が見えます。

三島は水の街と呼ばれ、至る所に富士山の伏流水が湧き出る湧水があります。

駅の広場には湧水を模したこんな噴水があります。

ベースになっている黒い岩は富士山の溶岩ですね。

伊豆箱根鉄道駿豆線に乗り換えてひとつ目の三島広小路駅

こちらは「前前前世」で有名なRADWIMPSが3月にリリースした新曲「うるうびと」

こちらのPVの2:34あたりで出てきます。

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この「うるうびと」は同じく3月に公開された映画「余命10年」の主題歌。

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この映画の中でも三島広小路駅周辺がでてきます。

この映画の原作者の小坂流加さんは三島出身。「余命十年」は作者本人が難病を患わっていて、そのシチュエーションをベースに書き上げた小説。自費出版として文芸社に持ち込み、書籍化が決定。2007年に刊行。徐々に口コミで広がり2022年3月に80万部まで発行された。小説の中では群馬でしたが映画では作者の故郷である三島が使われたようです。

この映画紹介動画の1:00付近で出てきた左側の建物は鰻の「桜家」

昔は静岡県で鰻と言うと浜松が有名でしたが、ここ15年くらいで三島も有名になりました。どうやら、1週間ほど鰻を湧水で晒すそうですが、そこで臭みが取れ、余分な脂が落ちて美味しくなるとか。人口約11万人の街に80件の鰻屋があり、その密度は日本一だそうで。

特にこの桜家は一番の有名店でテレビでもよく登場します。この日もたくさんの人が並んでいましたね。ちなみに実家では「うなよし」で毎年祭りの日に蒲焼10人前(当時10,000円)を買ってくるのが定番でしたね。

この横を流れる源兵衛川の清流。市街地ですが清流が流れます。

この川も映画のロケに使われたそうです。またTBS日曜劇場『ごめんね青春!』(出演:錦戸亮、波留他)のロケにも使われていますね。

三島にはノーエ節(農兵節)と呼ばれる民謡がありますが、その歌詞の中で「三島女郎衆」という言葉が出てきます。江戸時代、三島は箱根を超える前、超えた後に泊まる宿場町として発展しましたが、と同時に花街も発展したそうです。その名残がこの看板ですね。ちなみに30年以上前は「トルコ銀座」でした。

こちらの清流は降りて散策することができます。

右側はカフェですね。

この源兵衛川は一部暗渠(蓋されて外から見えないようになっている)ですが、5分ほど北側に行くと、また表に出てきます。

ここも飛び石があり、川の中を歩くことができるのですが、この日は増水で飛び石が隠れていました。

そして、一見排水口に見えますが、これが実は湧水だったりします。

これは去年の11月の写真ですが、昨年は雨が多かったので秋になっても水量が落ちなかったようです。ちなみに湧水なので大雨の影響が出るのは数か月後になります。

川の東にある道路を北上し、さらに上流に行くと小さな橋があります。

ここは川幅が狭くなっている分、50cm以上の深さがあります。

夏になると近所の子供たちがここで水浴びしてますね。

ここから下流の方は川に降りることができたので行ってみます。

こんな感じで飛び石の上の水上散歩が楽しめます。

やはり、シーズンは夏ですね。最寄り駅は三島広小路駅ですが、三島駅からでも徒歩10分とかかりません。ビーチサンダルとタオルを持って是非遊びに来てください。

(つづく)