静岡県三島散歩の続き。
実家に帰郷したゴールデンウィークの5月4日、早朝、天気が良かったので富士山を撮影すべくぷらっと出掛けました。
やってきたのは伊豆箱根鉄道駿豆線の三島田町駅から南へ徒歩10分、中郷(なかざと)用水公園。
こちらは先日の記事で書いた源兵衛川の下流になります。三島市の南側は昔、中郷村と呼ばれていてそちらの水田に引くための用水です。
5月くらいから水量が多くなり、だいぶ水の勢いが出てきましたね。ピークは6月から7月でしょうか。
ここはカワセミの出現場所らしく数人のシニア世代のカメラマンが三脚を立ててスタンバっていました。彼らは知り合いらしく、天気が良い朝は良く来ているようです。ちょっと羨ましい趣味ですね。
そして、国道1号線を渡って南へ移動します。
南側も公園になっています。昔(30年以上前)は何もなかったところですが、ちゃんとした緑地公園に整備されていましたね。
シロツメクサが満開ですね。
さらに南側は池になっています。こちらは温水池と呼ばれています。こちらの水は湧水で夏でも15度くらいのため、この池に貯めて自然の太陽光で温めてから、
この川を通じて各水田に流れます。この川は昔タナゴがいて、よく釣ってました。
流石に今はいないかな。
カモがいますが、この池に定住しているのでしょうか。自分はこの池のそばの中学校に通っていて、当時科学部に所属してました。自分たちの世代のころから主な活動はパソコンでのプログラミングに変わりましたが、この池に渡来するカモの数をカウントする調査だけは部の伝統としてやっていました。当時は秋になったら飛来し、春になったら北に帰っていましたが今は年中いるみたいですね。
そして、この池の端から北側を望むと富士山が見えます。
今の季節は雪が上半分に残っていて、正に子供が描く富士山のイメージそのものです。しかし、この時期快晴になることは少ないので、意外とこの感じの富士を見るのは難しかったりします。さらに風がなければ池に映る逆さ富士が見れたのですが、これでもラッキーということで。
池に張り出した展望テラスからだとこんな感じに見れます。
周りは普通の住宅地で当時はただの池でしたが、
島を作って樹木を植えたりとか、本当綺麗になりましたね。
三島から見る富士山には江戸時代に噴火したときにできた宝永火口がぽっかりと大きく口を開けていて他地域から見るときより不格好という人もいますが、個人的には見慣れているこのシェイプが一番好きですね。やはり、富士は地元から見るのが一番ですね。