未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

山紫陽花と高幡不動

今回の散歩の出発地は京王線高幡不動駅です。

駅前はこんな感じ。京王高幡ショッピングセンターが隣接しています。

駅を出ると目の前に高幡不動尊の参道があります。

参道の先に見えるのは

高幡不動尊の仁王門です。

まさに高幡不動駅は正にここへ参詣するための駅と言えますね。

寺の正式名は高幡山明王院金剛寺。歴史は古く草創は奈良時代、またはさらにより古いという説もあるとか。初詣の人でも約30万人とそんな由緒ある大きな寺ですが表玄関である仁王門は意外と大きくはないですが威厳があり、重要文化財にも指定されています。

門両脇にはもちろん仁王像。室町時代の作らしい。

なんか屋台が出ているようですが、

ここを訪れたのは6月19日。第三日曜日のこの日は「ござれ市」という骨董市の日。

朝から多くの人で賑わっていました。

左側に見えた銅像土方歳三。ここから20分くらい歩いたところに土方歳三資料館があり、諸事情で11月に閉館するので急遽訪問を検討。その開館日が第一と第三の日曜ということで今回来てみたら、骨董市も見ることができたというわけだ。

土方歳三銅像の先にはこじんまりした弁天池と弁天堂があります。

そしてこちらが不動堂。建物は室町時代と東京都では最古の建造物で重要文化財に指定されています。本尊はもちろん不動明王です。足利時代、汗かき不動とも呼ばれ、戦国武将たちにから戦国時代に人気があったとか。

不動堂の前にはお賓頭慮(おびんずる)様。釈迦の弟子の十六羅漢の一人で、病気を治す神通力を持っていたとか。このため、病気完治を祈り、自分の病んでいる箇所と同じ場所を触ってお参りをするそうです。

こちらは奥殿で、

山門、

そして大日堂。ここには近藤勇土方歳三沖田総司らの位牌があるそうです。

そして、こちらは五重塔。安永8年(1779年)の大火でこの塔を始め多くの建物が焼失したが昭和後期に再建。この塔も5年の歳月をかけて再建したとか。今では高幡不動のシンボル的存在ですね。

そして、この塔の脇の石垣には多くの紫陽花が植えられています。

この寺の裏山は山内八十八か所巡拝コースになっており、ミニお遍路が楽しめます。

そして、こちらも紫陽花の名所。

おそらくピークは過ぎていたのですが、多くの紫陽花が咲いていました。

また、この日は天気が良かったのですが贅沢を言わせてもらうと、紫陽花は曇り空の時の方が写真映えしますね。

また、ここは日本に古来からある山紫陽花もたくさんあります。よく見かけるタイプの紫陽花に比べると小ぶりですが、風情がありますね。

なお、紫陽花以外にもモミジが多く植樹されていて、晩秋の紅葉のシーズンも良さそうですね。

東京都で五重塔浅草寺、上野の旧寛永寺池上本門寺にもありますが、深い緑の中で見ることができるのはここだけですね。