未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

川崎市にもあった紫陽花寺 妙楽寺

今回は季節外れですが6月の紫陽花散歩です。

 

東京、神奈川で紫陽花寺と言うと鎌倉市明月院長谷寺、日野市の高幡不動尊が有名ですが川崎市にも紫陽花寺と呼ばれる寺があるということで行ってみました。

 

最寄り駅はJR南武線久地駅か宿河原駅になりますがいずれも1.4kmくらいあるので溝の口駅登戸駅から出ているバスに乗るのが便利です。自分たちもバスに乗り、長尾バス停で下車。そこからならば約600mに短縮できます。

 

しかし、寺に行く前に少し遠回りして、ふじやま遺跡公園へ寄り道。

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ここには竪穴式住居の長尾台遺跡があり、縄文時代から人が住んでいたようです。

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また、標高90mほどの高台で夜景スポットとして地元では有名だそうです。

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こちらは新宿の高層ビル街。右側の尖った建物は代々木のNTTドコモビルですね。

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こちらはスカイツリーです。この日は梅雨空の曇りでしたのでこんな感じですが冬の晴れた日だとハッキリ見えそうですね。

ちなみに名前はふじやま遺跡公園というけれど方角的に富士山は見えません。(昔、富士を信仰する浅間神社があり、それが由来のようです)

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さらにここから坂を上ったところに目的のお寺はありました。

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妙楽寺といいます。

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訪ねたのは6月中旬。紫陽花は見頃を迎えていました。

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ここには1000株を超える紫陽花が植えられているそうです。

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中には閻魔堂や

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薬師堂もあります。

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こちらは本堂前の門で、

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こちらが本堂です。

この妙楽寺ですが吾妻鏡に登場する源家累代の祈祷所であった威光寺との関連がありそうということで注目されているそうです。

川崎市教育委員会の解説によると、ここは幕府の所在する鎌倉の外郭の境界線として、多摩川を見下ろす右岸丘陵の丘の上で軍事的位置を重視し、建てた威光寺が現在の妙楽寺(または妙楽寺は威光寺の一坊)ではないのかという説だそうです。

そう言われると、なんかそんな由緒のある立派な寺のように思えてきますね。

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本堂の前の庭にも紫陽花があり、さらに

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側面の裏山にも紫陽花があります。

ここには椅子があるので休憩ついでにゆっくりと花を楽しむことができます。

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明月院高幡不動尊に比べると規模は小さいですがピーク時でもそこまで多くの人は来ないので穴場ではあります。遠くから行くほどではないですが、近くの人は機会があったら是非訪問してみてください。