未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)通信カラオケ じーじといっしょ

2019年の妄想ブログ:

数年前、某経済番組でカラオケルームをビジネス向け会議室として貸し出すサービスが紹介されていた。このサービスは、昼の空いている時間を有効に使える点だけでなく、通信環境と大型モニターを備えているので、遠隔地とのWeb会議にも容易に対応できるという店舗側に大きなメリットがある。そんなこともあり、このサービスに力を入れており、売り上げも徐々に伸びているという話だった。

しかし、本業のカラオケに関しては、「ひとから」(=一人でカラオケ)というのが若干注目されたりして一時期よりは回復しているが、長期的には人口減少などの理由で見通しとしては厳しいようだ。

その打開策として某有名チェーン店が、最近始めたのは通信カラオケ「じーじといっしょ」だ。内容としては、田舎のじいちゃん、ばあちゃんと通信でカラオケをするという単純なものだ。

手続きとしては、スマホアプリで自分の近所の店舗と祖父母の近所の店舗を選択し、空いている時間を予約するだけ。その予約結果をメールかLINEアプリで祖父母に伝え、あとは予約時間にそれぞれの店に行くだけだ。

このサービスにフル対応している部屋では、大型と小型モニターが用意されていて、大型のほうには相手の部屋の様子を、小型のほうにはカラオケ映像を映すようになっているが、大型モニター1台に相手の様子と歌詞字幕の両方を出す、簡易対応の部屋もあるそうだ。

似たような仕組みのサービスは数年前からあったようだが、田舎の祖父母という点に着目し、予約も簡単にしたのが今回の特徴で、また、簡易対応ならば追加設備投資も不要ということで、会社側も期待しているようだ。

サービスはまだ始まったばかりだが、なかなか好評のようで、ターゲットの祖父母と孫以外にも、遠距離恋愛、単身赴任親子、同窓会というパターンもあるそうで、ネーミングや広告戦略の見直しを検討しているとのことだ。

なお、支払いは片方の店舗でまとめて行うことも可能で、予約はお父さん、支払いはおじいちゃんというのが結構あるそうだ。孫を見て、喜ぶじーじは、つい財布の紐が緩むようだ。