未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)マルチスキルナニー

2020年の妄想ブログ:

30、40代の7~8割が共働きという時代なのに、まだ解決されていないのが保育園問題。さらに、保育園には預けているけど、突発的な残業がやりにくいという問題も、働き方改革で緩和されたとはいえ、まだまだ大きな問題だ。そんな中、注目されているのが「マルチスキルナニー」サービスだ。

サービスとしては、保育園の迎えから始まり、両親のいずれかが帰ってくるまでの数時間の世話をするというものだ。ただし、単に世話をするだけではなく、買い物、夕食の仕度、掃除、洗濯の依頼が可能だ。もちろん、時間が短いので全ては無理だが、だいたい2つくらいのタスクは行ってもらえる。ただし、レベルはプロというより、素人より少しマシかなというレベル。つまり、昭和時代の「お母さん」代行というところだ。

これだけだとパートのお手伝いさんという感じなのだが、「マルチスキルナニー」のそれらと違う点は、英会話やピアノなどのお稽古事のタスクも依頼できる点だ。さらにジャンルも多岐にわたり、パソコン入門、プログラミング、食事マナー・作法なども用意されていて、このあたりのスキルをもっている人は人気があり、予約をとるのが難しいとのこと。

このサービス従事者は、本業の定時後に副業として就くパターンが多いとのこと。また、40から50代の子育て経験者が依頼するほうから人気があるようだ。なお、男性も全体の3割でその多くがIT系スキルをもった人たちだ。

料金はスキルや依頼タスクによる異なるが、時間1,600円から。平均は2,200円で、中には5,000円の人も。サービス運用会社への手数料15%を払っても、それなりの時給ということでサービス従事者登録の審査が追いついていないようだ。

なお、日本では馴染みが薄かったナニー(ベビーシッター)の形態が受け入れられた背景には、奥さんの残業代のほうが、その料金より高い人が多い共働き夫婦が増えたことだけでなく、室内監視カメラの普及で安心して依頼できるようになったこともあるようだ。ちなみに、このサービスを行っている会社は監視カメラなどの安全保障サービスもやっていて、両方で儲かっているみたいだ。