未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)「あれ」はあれのことですか?

2021年の妄想ブログ:

50代ともなると、会話の中で言葉が思い出せなくて、つい「あれ」と言ってしまう。どうしても年齢的な脳の衰えで仕方ないことらしいが、思い出せないと「もやっ」とする。特に寝る前。そんなとき、スマホからその言葉に繋がる別のキーワードで検索。すぐにたどり着ければ良いが、たどり着けず、会話の相手の妻が寝た後も、そのまま別の面白い記事を読み続け夜更かしして、次の朝後悔することが2,3度あった。

最近、そんな問題を天下のグーグルさん、アマゾンさんが解決するサービスを同時期にリリースした。すっかり家電として定着したAIスピーカー Alexa と Google Home だが、「ねぇ、あれって何だっけ? Alexa(または Google)」と呼びかけるだけで、「あれとは○○のことですか?」と回答してくれるサービスが始まったのだ。

このサービス、一見魔法のようにも見えるが、仕組みとしては、AIスピーカー側が常時、会話を解析。話の流れから、先読みして、次に出てくる文章や言葉を推測するAIを利用しているだけなのだ。「利用しているだけ」とはいえ、科学として、すごい技術なのだが。普段の家族の会話を聞いていて、話題の傾向を蓄積し、さらに世の中、およびその家族の中で今流行っているキーワードも加味して解析しているとのこと。だいたい1年の会話ログが貯まれば、1回で正答する確率は8割を超えるそうだ。

もちろん、1回で正答でなかった場合でも、別の手がかりになる言葉を追加していき、三回もやりとりを繰り返せば、98%は正解にたどり着くそうだ。

また、テレビがついている場合は、その内容も加味しているようで(どのチャンネルの番組を見ているかもAIスピーカーが把握している時代なので)、「あのメガネかけたイケメンって、あれなんだっけ? ふくやま、、、? ふくい、、、」と聞けば、即座に「福士蒼汰ですね。」と答えてくれる。

なお、常時会話を聞かれるモードをONにしているが、一応プライバシーポリシーの項目「この会話をベースに商品を薦めない」などにチェックを入れている。それでも、グーグルさん、アマゾンさんなどに、いろいろプライバシーが漏れているだろうが、「OK Google」のような呼びかけワードを起動しない不便なときと比べて、今の便利なサービスのほうを優先してしまいますね。。。