2021年の妄想ブログ:
メガネ型のデバイス「スマートグラス」。2013年にグーグルから発表されたGoogle Glassは当時、かなりインパクトがあった。しかし、こっそり録音、録画ができるため、プライバシー侵害が懸念され、一度クローズ。その後、2017年に法人向けで復活したが、ほとんど話題に上がらなかった。
しかし、2020年に録音、録画中、赤く点滅させるパーツと、何のアプリが起動しているかを示すアプリコード6文字を表示するパーツを設け、他の人に知らせることを義務付けた業界の自主規制ルールが決まり、運用が開始されたことで、徐々に一般の人たちにも普及しだした。
そんなスマートグラスだが、最近注目されているアプリが"Book Glass"だ。
使い方は、このアプリを起動したスマートグラスをかけて、本屋や図書館に入るだけ。本棚をグラス越しに眺めると、背表紙のタイトルをスキャンが開始。数秒後、画面内のいくつかの本にカラフルな吹き出しが表示される。水色は友人のおすすめ、黄色は有名人フォロワーのおすすめ、グリーンは店員のおすすめ、水色は昔読んだ本という感じ。そして、各吹き出し部分にピントを合わせると、レビューや感想文が表示されるのだ。もちろん、自分の読んだ本も含め。
この機能、電子ブックが当たり前の若い世代にはピンとこない人も多いが、30代以上の本好きは、やはり実際の本の背表紙を見ながら、そして手にとって読むという行為が楽しいとうこともあり、このようなアプリはVRではなく、今回のような実際の映像ベースのARのほうが良いと評判のようだ。
ちなみに、このアプリ、自宅の本棚でも仕えるが、この場合、読んでない本を赤く表示する機能もあるそうで。ツンドク派の人には、なかなか厳しい機能かも。