2019年の妄想ブログ:
ボーナスが出たときくらいは、デパ地下で100g 800円くらいの牛ステーキ肉を買って、リッチなディナーを楽しみたいものである。冷蔵庫から出して、常温に1時間以上置くとか、あまり焼き過ぎずに余熱を利用するとか、いくつかのポイントを抑えれば、素人でも美味しく焼けるのである。
この値段くらいだと、肉そのものの味を楽しみたいので、安い市販のステーキソースは使わず、塩、黒胡椒のシンプルな味付けのほうがベターである。しかし、肉屋の主人が「これは味が濃いから、単なる食塩よりも、岩塩がいいよ」とか勧められると、ちょっと高級な岩塩が欲しくなる。
そこで調味料売り場に行くとあるのは、ヒマラヤピンクの岩塩250g 800円とか。いや、そんなにはいらない、いくら腐らなくても800円は躊躇する。それなら100g分肉を増やす。。。ということで結局、買わずに帰って、普通の塩で焼きました。
もちろん、美味しかったです。100g 800円もする肉なので。しかし、岩塩だったらもっと美味しかったのかと思うと、ちょっともやもやした。そんな少し苦い経験を思い出させるニュースが記事に挙がっていた。
新宿の某有名デパートが始めた、高級食材、高級調味料の小分け、ばら売りサービスだ。
例えば、500ml エクストラバージンオリーブオイル 3,000円の品ならば25ml 200円、水牛のモッツァレラチーズ2,200円が1/5で500円、100g 8,000円の生ハム1枚(12.5g相当)が1,200円で手に入るのだ。これ以外にも各種胡椒、ローリエの葉、松の実などを数十円単位で手に入れることも可能だ。若干割高であるが、とりあえず少量だけで良いものとか、いきなりその値段を出せないが試してみたいとか、一生に一度は食べてみたい、憧れの一品をチャレンジしたいときに使えるサービスだ。
店舗は10メートル幅くらいで、肉魚類、野菜、チーズ、珍味、各種調味料と様々なジャンルの物が置いてある。仕入れ方法は3パターン。
1つめは、少量だけ欲しい調味料等で日持ちする定番ものを、予め決められた量を仕入れて、小分けするパターン。これがあの時あったのなら、高級岩塩も100円くらいで手に入れることが出来たのに。。。
2つめは、日持ちしないチーズ、オリーブオイルなど、日によってジャンル、テーマは異なるが、特定品目を選び、小分けにして売るパターンだ。
3つめは、デパ地下各店舗の販売品在庫処分だ。この場合はちょっと割安な価格で提供される。また、販売品以外にも各グルメショップで調理に使っている調味料や材料の処分品もあるそうだ。しかし、デパート側はそのことをあまり悟られたくないので、こっそりと特売表示せず売っているそうだが、すぐに売り切れるそうだ。
このサービス店舗はオープンして2ヶ月くらいで、売れ筋がまだ見えず、売れ残りも多数あるので採算は取れていないが、お客の評判は良いようである。今後は、週末は家でじっくり料理したいサラリーマンをターゲットに金曜夜と土曜、日曜の朝を特売日にし、さらにラインナップも充実させていきたいと店長が意気込んでいました。
個人的にはかなり興味があるので、今週末あたり偵察に行って来ようと思います。