未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)ワンナワー派遣

2020年の妄想ブログ:

土日や夜に行くと、いつも混んでいるショッピングセンターでも、有給休暇をとった平日の昼間に行くと、人気の店でも客が少ないことに驚く。店の経営者立場で見ると、一番混んでいる土日や時間帯で店をまわすための人員を最低限確保しなければならない。さらに体調不良などの突発的に休んだときを考慮し、マージンを持った人員数にする必要がある。しかし、あまり社員を雇いすぎると、シフトで休むようにしても、平日昼間に暇を持て余すことになる。土日は2日に対し、平日は5日とアンバランスである以上、仕方ないことだ。

一方、フルタイムは無理だけど、毎日とかは無理だけど、2時間とか、3時間とか働きたいというニーズはある。学生、幼稚園や小学生低学年の子供がいる主婦(主夫)、引退した元気のある高齢者など。さらに、残業のなくなったサラリーマンのアフターファイブとか。

そんなニーズに応えたのが大手人材派遣会社が某バイトアプリサービスと組んで始めたのが「ワンナワー派遣」だ。この派遣は、例えば、朝7:00から8:30の駅前コンビニ、昼11:30から13:30のファミレス、夕方16:00から18:30までのスーパー、夜18:30から21:30までの居酒屋など、ピンポイントで忙しい時間帯に人員を派遣するのだ。といっても形態は派遣だが、これに登録している人は単発バイトと感覚的には変わらないのだ。

仕組みとしては、スマホアプリで先1週間の空いている時間を入力しておくと、その人のスキル・職歴(ここでの派遣履歴)、自宅/(本職の)勤務先/学校の住所を基に判定された「単発求人」が通知される。あとは、OKボタンワンタップで契約完了だ。勤務時間は最小で1時間のものもあり、最大でも4時間だ。

さらにもうひとつの仕組みとして、スマホアプリでステータスを「フリー」にしておくと、自分の位置から2km圏内の急な求人情報の通知を受け付ける機能もある。これは、休講で急に暇になったりする学生に特に人気の機能である。

このサービスは、身元やスキルは派遣会社が保証しているので面接が不要で、気軽にいろんな仕事を試すことが出来る点と、空いている時間を有効に利用できる点、毎日のバイトと違い、体調の悪い日は容易に休める点、そして時間が短くても良い点など、様々なメリットがあるということで、徐々に登録者が増えているそうだ。

なお、派遣管理費用がかかるため、アルバイトより時給は安いのかと思ったら、繁忙時間の求人なので、同じか少し高いケースのほうが多いそうだ。なかなか、よく考えられた仕組みですね。