2020年の妄想ブログ:
電子書籍が一般化し、縮小したとは言われているが、いまだにアナログの普通の本は現役だ。
一方、栞のほうも、かなり以前にデジタル化された「マークマイタイム しおり」なるものが発売されたが、それほど話題にならなかったようだ。そして、2020年、まったく別の会社だが、リベンジするかのごとく発売されたのが、デジタル栞「シオリン」だ。
この栞、一見すると表は紙をラミネートした普通の栞だが、裏には太陽電池と電子回路が組み込まれていることがわかる。この太陽電池が光を検出すると発電し、電子回路からスマホに対して、Bluetooh(LE)を使い1分周期で信号を送るようになっている。スマホ側のアプリはこの信号を検出し、この本が何分読まれたかを記録するというものだ。
栞それぞれには固有のIDが付与されており、スマホアプリで本の表紙を撮影して、登録しておけば、どの本を何分読んだかを確認することができるのだ。
値段は250円で、本屋か文房具屋で購入可能。ネームセンスは別として、使えるということで密かに人気のようだ。また、メーカー側では、値段もお手頃なのでノベルティー(販売促進グッズ)として、各企業に売り込んでいるそうだ。
結局、デジタルなのか、アナログなのかよくわからないグッズだが、意外にウケテいるのはちょっと驚き。