2019年8月の妄想ブログ:
ラグビーは、前回イングランド大会の時、「五郎丸」旋風で盛り上がったが、かなりマイナーなスポーツである。一般的にスポーツ観戦の好きな男性でもラグビーに関しては、ルールがわからないと敬遠している人も多い。そんな状況を打破したいとして開発されたのが「ラグビーのみかた」だ。
特徴は下記3点。
・視聴者側がテレビで味方を選択して、そのチームの後方からの視点で、ボール周辺をアップにした
プレー映像を流す。
・画面右側にフィールド上の選手とボールのポジションをリアルタイムに表示。
また、現在ボールを持っているチームの攻撃方向(矢印)、ボールからゴールラインまでの距離、
現在の状況(今取られた反則名やアドバンテージ中等)のテキスト情報も合わせて表示。
・画面右下に味方チームを応援するサポーターレポーターの映像を流す。
現在、チャンスなのか、ピンチなのかが一目瞭然となるよう大きなジェスチャーをする人を選抜。
ラグビーが好きな人から見たら全体の動きが見えないアップにしたプレー映像を流すなんて、とんでもないことだろうだが、迫力のある映像を最近の大画面テレビで楽しんで欲しいという制作側の意図がある。ちなみに音声もボール付近の状況を拾う集音マイクを使っていて、指示を出す声やスクラム時の肉体同士がぶつかるときの「ガチっ」音で臨場感を楽しむことができるのだ。
また、攻撃しているのか、されているのかが「矢印」でわかるようになったのも、初心者にとってありがたい機能だ。ちなみに、選手とボールの位置はセンサで自動的に検出されるが、攻撃チームの判定はスタッフが手動で行っている。レバーを左に倒すと左側を自陣とするチームが攻撃、右に倒すと右側を自陣とするチームが攻撃、真ん中にすると両者混戦状態となる。この作業を二人のスタッフが10分交替で行っているのだ。どうやら、こればっかりは、まだ現在のAI技術でも実現出来なかったようだ。