2022年の妄想ブログ:
昭和後半の小学生(低学年)は夜8:00に寝ろと言われていた。
そして、土曜だけは9:00までOKで、8時だョ!全員集合やオレたちひょうきん族を見て、Gメン'75の芥川隆行ナレーションのイントロや、ゴールデン洋画劇場の高島忠夫のオープニング解説が始まったら寝るというのが定番だった。
そして、そんなころからテレビの映画は9:00からというのが定番だった。
しかし、今度の春のテレビ改編で10:00始まりの映画番組が、BS4Kの国営と民放の2局で始まった。
この2つの映画番組とも今までの番組と異なる点は2つあった。
一つ目は音声はオリジナルのみで吹き替えなし、字幕は日本語とオリジナル言語(70%が英語だが)という点だ。
二つ目は途中のCMがない点。国営放送は当然、以前からCMはないが、民放のほうも最初の7分と終わりの5分にまとめて流す方式だ。しかも、もうすぐ始まる映画や今放映している映画のCMだったり、それ以外でも1分以上と放送時間は長く、映像がきれいなCMだったりする。よく映画館の開始前に流れるCMのような感じだ。
これらは、真剣に映画を見たいというニーズではなく、なんとなく部屋の片隅で流して、夜のリラックスタイムを演出するためのアイテムとして応え、雰囲気を重視した結果によるものらしい。一昔前、プールバー(ビリヤード)やダーツバーで良く見かけた、洋画DVDをエンドレスで再生されているテレビみたいな感じの番組だ。
こんな番組だが、一応、あまり視聴率的にパッとしなかったBS4Kの中では、ちょっと健闘しているらしい。映画専門BSの有料放送より手軽で、NetflixやAmazon Prime Videoのようにパケ代を気にする必要もないのも受けている理由なのかも。
また、一説では英語学習の友として使える点も評価が高いとか。
ちなみに流れる映画は、結構、昭和後期や平成初期の定番ヒット映画が多く、40代から60代をターゲットにしているそうだ。
昨日もトム・クルーズのトップガンが流れていたが、寝る前になんとなく流して見るのに丁度いいですね。洋楽のPV集という感じかも。