未来そうぞう日記

知的障害を持った息子と巡る日曜の東京、神奈川周辺の散歩、未来予想(妄想?)、そして気になる話題を報告します。

(未来予想)キミノナハ

2049年の妄想ブログ:

2019年、こんな記事があった。

脳とマシンがつながる未来へ--イーロン・マスク氏が語ったNeuralinkの取り組み

SFの世界ではその昔からあった話だが、いよいよ生物実験が本格化したというニュースだ。

そして、そのニュースから30年。最近話題になっているのが、精神入れ替えサービス「キミノナハ」だ。名前の由来はもちろん、2016年に大ヒットしたアニメ映画「君の名は。」だ。

これは、ネットで応募した性別、職業(役職)などの条件が、お互いマッチした人同士が、1週間だけ精神を入れ替えるというサービスで、厳密には両者の自己を形成する記憶領域を強制的に「眠らせて」、それぞれの脳の空領域に予めサーバにアップロードした自己形成の記憶情報をダウンロードするというものだ。

このように自己形成の部分だけを交換し、入れ替わった先の必要な情報はそのままなので、自分の家や通勤先、それぞれの家族や仕事の記憶を持って、相手と入れ替わることができるのだ。だから、そのまま、普通に仕事をしたり、家族とコミュニケーションをとることができるのだ。

ここ2年くらいのベータテストを経て安全性が証明され、数か月前に本格スタートとなったが、30組の予約枠は半年先までいっぱいのようだ。1週間限定で、大卒初任給の3か月分の費用がかかるが、今の自分とは全然違う人生が送れるというのは、やはり魅力的なのだろう。

大企業社長、スポーツ選手、アイドル、高校教師、シェフ、医者に人間国宝の工芸職人など、様々な職業の人たちが、この新しいサービスを利用したそうだ。中には臨月を迎えた妊婦になりたい男性というのもあったそうで。。。もちろん、夫婦で入れ替わることも可能だ。

なお、そこで体験した記憶は戻るときに持ちかえれず、そのまま相手のほうの記憶として残るそうです。でも、なんとなく楽しかったり、辛かったりという感情の記憶は持ちかえることができるそうです。利用者の感想だと圧倒的に楽しかったというコメントが多いそうで、やはり、普段とは違う体験ができたというワクワク感が、こんな感想を生み出しているんでしょうね。