今週のお題「暑すぎる」
戸塚散歩の続きです。
前の記事でも書きましたが、戸塚宿は東海道五十三次の五番目の宿場町として、参勤交代の殿様が泊まる本陣(VIP向け旅館)が2軒建つくらい発展していたようです。
(Wikipediaより)
現在の戸塚の街並みには当時の面影はないですが、戸塚駅から旧東海道を西に進んでいくと、寺や神社が多数残っていました。
こちらは海蔵院というお寺。旧東海道から参道の階段が延びています。
こちらは八坂神社。
こちらは冨塚八幡宮。戸塚の地名の由来にもなった由緒ある神社のようです。
薄くなってますが「八幡宮」の「八」は二羽の鳩ですね。
鎌倉の鶴岡八幡宮と同じですね。鳩サブレのデザインにもなっている鳩ですね。
ここから鎌倉も近いから、なんか関係あるかも。
こちらも階段を上った先に本宮があります。
こちらは第六天神社。
ここで紹介した以外にも小さな寺や神社がいくつかありました。
百メートル歩くごとに見つかる感じです。
ここまで多くの寺社が共存できるのは、宿場町として盛況で財産のある氏子が多く、さらに東海道の通行量が多く、参拝する人も多かったかもしれませんね。
また、街道北の山側の少し上った場所に寺や神社の本殿、本宮がありますが、そこから下の街道を行き交う人たちを眺めながら休憩というカフェ的な場所だったかも。(想像ですが)
この街はいろんな種類の寺社がお参りできる、ちょっとした観光スポットだったかも。
さらに歩くと、道祖神が祀られていました。
ここから上り坂になることから、この場所が宿場町の端になると予想されます。
大坂という坂で、振り返って眺めるとこんな感じです。結構、長いですね。
この暑い時期、マスクをして上るとかなりきついです。
周りに人がいないときにマスクを外すと、夏草の香りがむあっと来ます。
暑いのは嫌いですが、この香りは好きですね。
この坂を上りきると、現在の国道一号線と合流します。
東京から45kmの地点になります。昔の人は一日30kmから40km歩いたので、戸塚宿は江戸から来た場合は旅の最初の宿に、帰る場合は最後の宿だったかもしれませんね。
そして、そのすぐそばに箱根駅伝の戸塚中継所があります。
往路だと花の2区のゴールになります。
左のトヨタのお店はこんな看板があります。
支店名も「戸塚中継点」です。
右の釣具屋の前の駐車場が3区のランナーにタスキを渡す中継所です。
往路ではこの坂をラストスパート。ここを左に入ると中継所ですね。
これはテレビでよく見るアングルですね。
箱根駅伝のひとつの聖地なのかも。
ここ戸塚は現在も江戸(東京)から箱根を目指す人たちの重要な中継点なのかも。